ヘシオドスの手記
そこは『白』だった。そう表現するほか何も言葉が見つからないほどに
白くどこまでも続くような地平線だけだった。見渡す限りの白に飛び込んできたのはこの場にそぐわない歪な小屋。その中にはただ一つ悍ましい容貌の本だった。これはそう何の因果か何物でもなかった少年が権能を授かり、それ行使していく物語。彼が何なのかは彼でもわからない、彼はこの権能を使い何をなし何をつかむのか…
白くどこまでも続くような地平線だけだった。見渡す限りの白に飛び込んできたのはこの場にそぐわない歪な小屋。その中にはただ一つ悍ましい容貌の本だった。これはそう何の因果か何物でもなかった少年が権能を授かり、それ行使していく物語。彼が何なのかは彼でもわからない、彼はこの権能を使い何をなし何をつかむのか…
第一章 『創世記』
プロローグ 『崇高』
2024/09/01 20:00
(改)