色移りとメイク…双方の違い。
えっと……連載早々なのですが…第4話にて紹介していた『されて嫌な事』の当事者だった友人に、このエッセイがばれました。
本当ならわざわざここに書く必要はないのでは?と思うのですが、ばれた理由が理由なので書いておきます。
ちなみにですが、彼女には私が『執筆している』という話は、したことがありません。
何故バレたか?
『お迎えレポ読むの好きでさ、ついでにお好きなメーカーさんの気になるドールのお迎えレポだったら最高なんだよね…実際はどんな子なのかってわかるじゃん?オーナーさんの喜び具合も読んでて楽しいし』
という事で『spirit doll、お迎え、Ulmus』で検索かけたら、この拙作が上位に出ていたらしいのですよ。
そしてそこに写る『琥珀』
『あれ、この子……』
という事で、ドールの顔から、特定されました。
沼にどっぷり浸かってる人ってすごいですよね……。
海外ドールって所有者少なめですが、それでもほぼいないってわけではないです。
なので、気になったドールがあれば、上記の友人のように検索をかければ、数人程度なら『お迎えレポ』やオーナーさんのブログ等で紹介されている『ドール写真』にたどり着けます。
口コミじゃないけど、そういう記事を参考に、購入の判断をする方も結構いるそうです。
『このメイクは、絶対まゆみ。の『琥珀』だ』
友人は、ドールの顔で確信したというのだから、恐ろしい。
そんなに個性的なメイクではないはずなのですが……。
むしろ『琥珀』のメイクは、公式メイクですよ…?
謎すぎます。
『公式メイクでも、それぞれ違うからね?』
いや、見分けつきませんて。
確かにメイクは公式だろうがなんだろうが、一つ一つ手作業なので、多少の違いは出てくるでしょうけど、それでも公式メイクなんだからプロの作ですよ?
本当に微妙な雰囲気の違い程度だと思うのだけど。
この嗅覚、すごいと思いませんか?
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さて、話を元に戻します。
色移りとメイクの違い。
それは落とせるか落とせないか!と前回のお話で書きました。
そう、メイクはきれいさっぱり落とせてしまうのですよ。
現に『琥珀』をお迎えした時に、一緒にプレゼントされていたGinkgo.S(公孫樹)と刻印されたヘッド……以後『公孫樹』と記載させてもらいますが、あの写真、真っ白できれいでしょう?
このヘッドです。
実は何度もメイクして、落としてを繰り返しています。
メイクの練習中でして、なかなか気に入ったメイクにならなくて……あの状態なのですよ。
『琥珀』の色移りしてしまったボディのように、うっすらと色が残って……なんて部分、ありませんよね?
何が違うのか?
工程が違うんです。
簡単に言ってしまうと……。
お気に入りのハンカチで作った、てるてる坊主に顔を描きたい。
そのまま描いたら…てるてる坊主は出来上がるけど、ハンカチとしては再利用できなくなっちゃうよね。
これが色移りの状態だと思ってくださいな。
一発で素敵な顔に描ける気がしないから…じゃあ、てるてる坊主の上からラップでカバーしてから、ラップに顔を描けば良いじゃん!
これがメイクです。
失敗したら、ハンカチを再利用する時がきたら、ラップを剥がしちゃえば良いんだものね?
そうなのです、あのヘッドのお肌に直描きしてるわけじゃないんです。
まぁラップが貼り付けてあるわけでもありませんが。
ラップ代わりに、塗装でコーティングしています。
ほら……メイクと言いつつ、塗装ですよ?
これが得意になると、プラモなどの塗装のプロになれちゃいますよ?
という事で、メイク失敗したら、その塗装ごと、落としてしまえばいいんです。
そうしたら、綺麗さっぱり、落ちるでしょう?
実は『琥珀』をお迎えした時に
『女の子のドールは特に、いろんなドレスを着せる機会が多いから、色移りさせやすいんだよね。その予防に、全身をコーティングしておくと、もし色移りをしてしまっても、何もせずについてしまったものよりは落としやすいから』
と、ドールに詳しい方に教えてもらっていたのですが……。
塗装にも技術がいるんですよ。
しかも、ボディをバラさなくちゃいけない。
一個一個バラして、それぞれに丁寧にコーティングしていくのだそうです。
初めての子をお迎えしたばかりの私には、ちょっとハードルが高すぎて……というか、ボディをバラしたら、戻せる気がしなかったんです。
これは、今もですけどね。
ただ、いずれはバラします。
ボディって可動域を増やすために、たくさんのパーツを使って、一つの身体になっているのですが、それを繋げているのがゴム紐なんですよ。
ゴム紐……どんなに大切に取り扱っても、いずれは伸びちゃったり、切れちゃったりすると思いませんか?
実際、メンテナンスキットとして、このゴム紐、売ってたりするので…いずれは劣化するのでしょう。
その時までには、なんとかバラす勇気が出ますように。
ちなみにですが、真っ白な全身タイツのような『色移り防止インナー』というものも、メーカーさんで取り扱いがあったりしますので、上記の作業ができない!って事で、絶望しないでくださいね。
当面は、私もこちらを検討していくことになると思います。