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ショートストーリー集 詩kotoba

作者: とき

ショートストーリー


言葉を楽しむ


人間の儚さ、愚かさ、暖かさなど少しでも感じとって頂けると嬉しいです

突然貴方に聞いてみる

「雨はすき?...」と


私は雨が好きだ。

どうして、って特に理由はないけれど自分の汚い物を全て洗い流してくれる気がする


貴方と関わっているこの汚い動機も普通より少しだけ可愛いと思っている自分の顔も平均より少し低い声と女の子なんて言えないような高い身長全て。



「大嫌いだ」

少し間を開けて貴方は言う


昔からそうだった

私の欲しいものも好きな物はいつだって貴方は嫌いだった

貴方が好きで私が好きなものは全て私の嘘の塊

あなたを繋ぎとめる為の私の命綱


飲みきった珈琲のカップを置いた音が別れを告げるような寂しい音に聞こえた


「それじゃあ そろそろいこうか。」


立ち上がった貴方を追いかけ 重く伸し掛る扉を押さえる


微妙な光が雲の隙間から差しこみ目を細める

空から微かに水滴が零れ落ちている



「私も雨は嫌いよ」


なんて遠くを見つめ、私は今日もまた嘘をついた



楽しんで頂けたでしょうか


私の拙い言葉がお話が貴方に出会えたことを嬉しく思います


また遊びに来てください

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