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神様の王様が転生した話  作者: コウキングス
始まりは森 出逢うは銀狼 追うは師の背中
5/20

お勉強の時間です

ただいま小説を読みやすくするために改編中です。


 サラと一緒に改造洞窟に帰っていると


 「もうリオンも5歳になりますよね?」

 「そうだけど...急にどうしたの?」

 「あと2年もしたら、【特殊武装オリジナルウェポン】の1回目の発現時期でしたね!」

 「そう言えばそうだね。でも突然どうしたの?」

 「家に着いたら、詳しく特殊武装について説明しますね」

 「あ、そういうことか!」

 「あるとは言ってきましたけど、詳しくは教えてなかったですしね」

 「うん!じゃあ早く家に帰ろ!」


 特殊武装(オリジナルウェポン)は人生で2度発現する。

 個人個人にあったオーダーメイドの装備を、魔力で構成する。

 触りしかまだ知らないが、特殊武装は7歳と15歳の時期に1度ずつ発現する。

 全員が全員2回発現するとは限らない。

 2度のチャンスで発現しない事もあるらしい。

 魔力と精神力を大量に消費するから、どちらかが足りなくて出せないとか、失敗には色々なパターンがあるとのことだ。

 今の俺の知識はこんなもんだが帰ったらもう少し詳しく知れるだろう。


 「今更だけどサラの武装はなんなの?

 俺も結構サラの戦いは見たけど1度も出してないよね?」

 「だって武装出したら修行にならないじゃないですか。武装は篭手とブーツですから余計にね」

 「だからサラはハーフエルフなのに肉弾戦なんだ...」

 「ふふ♪かっこいいでしょ?いつか見せてあげますね!」


 それから、たわいのない会話をしていたら家が見えてきた。

 家と言っても洞窟だけど。


 「ご飯の準備をしたら、特殊武装についてと種族についてお勉強しますよー」

 「はーい」

 「それじゃテーブルの用意してて下さいね」


 肉の焼けるいい匂いが洞窟に充満する。

 匂いだけで美味しいのがわかるほどだ。

 晩御飯はすぐに出てきた。

 何というかサラの料理は男らしい。

 切るッ焼くッ食べるッだけのことが多い。

 それで美味いからいいのだが、息子として色々と心配なったりする。

 ご飯を食べ終わると勉強の時間だ。


 「それでは今日はさっき言った、特殊武装と種族についてのお勉強ですよ。まずリオンは種族に何種族あるか知ってますか?」

 「本とかの知識のとおりなら、7種族だったよね?」

 「正解です。

 人族・獣人族・エルフ族・竜人族・鬼人族・精霊族・魔人族の7種族があります。」


 「確か魔族と鬼人族は、数が極端に少ない種族なんだよね?」

 「その通りです。理由は魔族は元々生まれにくい種族ですし、見た目が悪魔みたいで、能力が高いから昔は討伐対象にされてた時期があるからです。

 鬼人族は争いごとが大好物だから、常にどこかで戦っていますね。

 基本的に戦争があれば、嬉々として介入とかしてくるからあっという間に数が減ったって話ですよ」


 「魔族は今でも迫害とかされていないの?」

 「今は7種族停戦協定が結ばれましたから、表立っては禁止されていますね。けれど、一部の人たちが裏でこそこそやったりしてるせいで、完全になくなったわけじゃありません。だから問題視されています」

 「住んでいる場所を分ければ、差別は起こらないんじゃない?」

 「その考えは駄目です。住む場所を分けてしまえば停戦協定を結ぶ前の状態に戻ってしまうかも知れないでしょう?

 だから7種族の代表の王はいても、王のいる場所が王都にならないんです。大陸が5つあるうちの中央大陸に世界共通王都がある理由がこれですね」


 停戦協定前の状態とは7種族がすべて争っていたと伝えられている。

 その理由が大陸にある。

 この世界は5つの大陸があり中央大陸を囲むように、北大陸・東大陸・西大陸・南大陸がある。


 北大陸は極寒の地で近寄ることすら出来ないとのことだ。

 南大陸は険しい山々に囲まれているが、何とか街を作り人々が暮らしている。

 西大陸は砂漠が多く作物が作りにくいこともあり、好んで人は住まないらしい。

 東大陸は緑豊かだが、魔物が異常に強く最悪の大陸と呼ばれている。1番危険との事だ。


 こう聞くと世界は人に厳しすぎないか?と思う。

 だか中央大陸は、魔物はいるが弱く緑も豊富で気温は1年を通してあまり変化がない。

 人が住むにはここしかないって位の環境が整っている。

 故に7種族がこぞって中央大陸に集まってくる。

 ちなみに俺とサラがいるのは、最悪の大陸の南大陸の奥地【魔物の楽園】と言う森だ。

 この森は冒険者の一握りの実力者と、7種族の騎士団長クラスじゃないと生き残ることができない程の森らしい。

 そんな森で5歳児が生き残れているのは、サラのおかげとしか言えない。

 サラが魔物達に睨みを効かせてくれているから、俺もなんとか生き残れている。


 この世界は俺のいた世界より、暴力に特化している感じがする。

 元の力が使えるなら問題ないが、今の実力だと神に挑むなんて不可能だ。

 だからサラと一緒に修行しているってわけだ。


 「じゃあ次はお待ちかねの特殊武装についてのお勉強ですよ♪」


 俺的にはここからが、勉強の本番だ。






1日に2話投稿は疲れました…

燃え尽きたよ…真っ白に…

冗談は置いといて、さて!次はついに特殊武装について詳しく説明します!

一応主人公が戦うシーンを書くつもりです!

かなり苦戦を強いられると思いますがどうぞ微笑ましく呼んでください!

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