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神様の王様が転生した話  作者: コウキングス
始まりは森 出逢うは銀狼 追うは師の背中
4/20

元神様でも今は人間

ただいま小説を読みやすくするために改編中です。


 転生してから5年の月日がたち、俺は5歳になった。

 神様の王さまとして最強だった俺も、人の身になってしまえばすぐに最強とは行かなかった。

 その証拠に今俺はゴブリン1匹を仕留めるのに苦労している。


 「オラッッ!!」


 俺の魔力を纏わせた上段蹴りに、魔物が吹き飛ばされる。

 ふぅ…全力の攻撃を出しやっとの気持ちで倒せた...。


 すると空から3mはあるイノシシの様な魔物が降ってきた。

 すぐに警戒体勢に入る。

 何があっても最適な行動をできるようにする。


 警戒していると


 「リオンもしっかり倒せたみたいですね!」


 そんな声とともには空から1人の女性が降ってきた。

 さっきの魔物を空から落としたのは彼女だ。

 俺の育ての親であり、武芸の師匠でもある。

 名前はサラ・シャローム。

 強さを求めて山篭りをしている時に俺を拾ったらしい。

 彼女はまだまだだと言うが、正直元神の俺でさえ戦慄するほどの技のキレだ。

 これ以上強くなってどうするのだろう…?


 「ちょっとリオン! 聞いていますか?」


 しまった、少しボーッとしていた。


 ちなみにリオンと言うのはこの世界での俺の名前だ。

 サラが拾ってくれたその日に決めたらしい。

 俺的にはかなり気に入ってる。


 「大丈夫だよ。しっかり聞こえてるよ」

 「もう! 返事してくれないと心配になるんですよ!」


 そういいながら彼女は俺の身体をペタペタと触ってくる。

 彼女は時々心配性過ぎる時がある。


 「晩御飯は確保出来たし今日はもう帰りましょう。」

 「俺はまだ余裕あるよ?」

 「だめです。 貴方が思っているより疲労がたまっているかも知れないでしょう。」

 「...わかったよ」

 「ふふ♪ 今日は一緒にお風呂に入りましょう♪」


 そんな事を喋りながらサラが倒したイノシシを解体していく。

 俺は自分が倒した魔物を回収して魔石を取り出している。

 

 この世界には魔力がある。

 魔物は多くの魔力が固定化されて生まれる。


 普通の動物と魔物の決定的な違いは、魔石の有無だ。

 魔石は人の世に無くてはならない存在だ。

 魔道具を使うなら必ずいるし、ポーションなどにも利用される。

 魔石には純度があり、高いほど透き通るような色になる。

 もちろん純度が高いほど入手が困難だ。


 「おぉー、結構純度高いじゃん!」


 俺はゴブリンから3等級程の魔石を回収する。

 ・1等級

 ・準1等級

 ・2等級

 ・準2等級

 ・3等級

 ・準3等級

 ・4等級

 ・準4等級

 ・5等級

 ・準5等級

 の10段会に分けられる。


 3等級と言えば中間より少し上と言ったところだ。


 そこそこの値段で売れるらしいのだが、正直今の俺には金など全く意味をなさない。

 生まれた時から森の中で暮らしているのだ。

 金などあっても使い道がない。


 まず人なんてサラしか見たことがない。


 一応サラからお金の価値や相場は聞いているが、しばらくは使う予定がないので使う時にでも説明しよう。

 そんな事を考えているとサラから声がかかる。


 「解体終わったから帰りますよー」

 「はーい」

 「手を繋いで帰りましょうか?」

 「そういうのは血を拭いてから言ってよ…」


 二人で解体したイノシシを持ちゆっくりと帰ることになった。

 結局ずっと手を繋ぐ?サラに聞かれ続け俺の方が折れたのはいつものことである。


前の後書きで3歳からと言いましたが変更して5歳スタートに変えました!

次の話では詳しく世界についてです!

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