絡まったマフラー(200文字小説)
ドアが開く。
僕も人の流れに押し出されホームに下りる。
再び電車に乗ろうとした時、誰かが僕のマフラーを引っ張った。
女の子のコートのファスナーが絡みついていた。
「ごめんなさい!」
彼女は慌てて絡まったマフラーを外そうとする。
「ゆっくりでいいよ」
「でも、電車が…」
言ってるそばからドアが閉まる。
二人だけホームに取り残された。
「ごめん…」
「いいよ。二人だけになれたから」
僕は絡まったマフラーを彼女の首に巻いて…。
ドアが開く。
僕も人の流れに押し出されホームに下りる。
再び電車に乗ろうとした時、誰かが僕のマフラーを引っ張った。
女の子のコートのファスナーが絡みついていた。
「ごめんなさい!」
彼女は慌てて絡まったマフラーを外そうとする。
「ゆっくりでいいよ」
「でも、電車が…」
言ってるそばからドアが閉まる。
二人だけホームに取り残された。
「ごめん…」
「いいよ。二人だけになれたから」
僕は絡まったマフラーを彼女の首に巻いて…。
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