目覚める「能力」
珍しく二日連続の投稿です。理由などありませんよ。
単なる気まぐれです、多分(
では第六話です
幽々子に呼び止められ俺は幽々子にこういった
「どういうことだ?これまで妖夢から剣術を教えてもらったし、人里までならいけると思ったんだが」
「確かに剣を扱えるかどうかで結構変わるようなものだわ。だけど、そんな程度じゃ妖怪の持つ『能力』や『スペルカード』にやられてしまうわよ」
その言葉と同時に俺は一時硬直した。もしこのまま白玉楼から出たら妖怪の持つ能力、スペルカードに倒されてしまうと思ったからだ
「…それに対抗するにはどうすればいいんだ?」
「簡単なことよ。あなた自身も能力を持ち、スペルカードを扱えるようにするのよ」
「…なぁ、また頼みがあるんだが…」
「能力を持ち、スペルカードを扱えるようにしたいんでしょ?」
あっさり答えられた。未来予知能力でもあるのかと思った
「あ、あぁ。そうなんだが、そちらは構わないか?」
「それを教えるつもりでここに来たのよ。ここで長く話をしていてもいいことはないんだし、早速修行に移りましょうか」
「だな。能力やスペルカードについて色々とよろしくな」
そう言って俺は修行を始めた
「まず、あなた自身の持つ能力についてだけど、私が思うに貴方の持っている能力は『幻想を操る程度の能力』だと思うの」
幻想。随分と変わった能力だなとは言わないでおいた
「どうしてそう思ったんだ?」
「貴方が妖夢と勝負していたとき、妖夢の祖父の姿、つまり幻想をあの子に見せたのよ。そういうことから『幻想』を操れるんじゃないかなと思ったのよ」
ちゃんと筋が通る説明だった。恐らく俺にはこんな説明は無理であろうと思っていた
「なるほど。だから幻想を操る程度の能力だということか。」
「そういうことよ。ただ貴方はその能力を自身の意識では扱うことができないのよ。それをいつでも発動できるようにするために、今ここで修行をするというわけよ」
「それが理由だったのか。よし、早速能力の発動法について頼む」
「ええ、わかったわ」
そうして俺は能力の修行を始めた
~~~青年修業中~~~
あれからどうでもいいような月日が経った。遂に俺は自身の能力を扱うことができるようになった
「流石ね。この短期間で能力を扱えるようになるなんて」
「代わりにあんたの修行で死に目にあったけどな」
「まぁまぁ、扱えるようになっただけいいじゃない。まだスペルカードを習得し終わっていないんだし、修行はまだまだ続くわよ」
その言葉と同時に俺は落ち込んだがこんなとこで負けていられないと思い、修行をはじめた
そうして月日がたっ…
「これで人里まで安心していけそうね」
まるで俺の何かをぶち壊すかのように入ってきたのは幽々子だった
「あぁ、これでなんとかいけそうだ。世話になったよ。どうもな」
「あぁ、紅夜。貴方に一つ質問をするわ」
珍しく名前で呼ばれた。なんかありがたい
「質問か、何だ?」
「さっきまでは目的地が人里だったけど貴方にもう一つ選択技を与えるわ」
「選択技か、」
「そう、一つは人里。もう一つは『博麗神社』よ。」
「博麗…神社?」
「簡単に言うと神社ね。それで貴方はどちらを選ぶのかしら…といっても両方きそうな顔してるし、貴方に二つのアイテムを渡すわ」
いや、待て。行くのは片方で十分なんだが…という言葉も言えず二つのアイテムをもらった…が
「は?何だよこれ」
「一つは普通の紙。もう一つは5円よ」
「いや、それはわかってる。が、なぜ紙と5円だよ」
「そのうちわかるわよ。さて、先に好きな方にいってらっしゃい」
「あぁ、そうさせてもらうよ。色々と世話になった。ありがとな」
そう言って俺は白玉楼を出て、次の場所へと向かっていった
ここ最近一話一話の文章が多くなってきているような気がするんです、はい前回クリスマスの少し前に投稿すると言ってましたがまさかその翌日に投稿するとは…
こうなると第七話はまたすぐに投稿しちゃいそうですね。
ちなみにクリスマスに何か変わった話は出す予定はないです。はい。