結界を壊す力
活動報告には出してないですね、まぁ忙しいということで理解していただけるとたすかります
「はい、泣くのはおしまいっ」
「ん…何か結構泣いてたっぽいな、俺」
「そんなことはないわよ~」
「大丈夫かな…」
そう思い地面を見てみると少し濡れた跡がある。明らかに俺だ
「さて、今紅夜がすることはわかってるわよね?」
「すみませんさっぱりわかりません」
「ありゃ…じゃあ簡単に言うわよ。今紅夜は…」
「俺は…?」
「寝ることよ」
「は?」
「冗談よ。今紅夜は強くなる必要があるのよ」
「冗談かよ真面目なこと言えよ。それで、俺自身を強く?」
「疑問形が多いわね、まぁいいわ。紅夜を今よりも強くしてあのゴーストに対抗するのよ」
「ちょっと待て、あのゴーストは普通に倒せないんだよな」
「そうね。そしてゴーストは自分の勝手で体内から出て行くわ。ただね…問題があるのよ」
「俺が聞いてきた中では問題は知らないな…」
「体内から出て行く瞬間、その取り憑かれた主の生命をかなり削る…それが問題よ」
「なぁ、それって強くなる意味あるか?」
「あるわよ。耐性を上げたり弾幕力上げたり…」
「…聞いただけでもう疲れてきたんだけど」
「疲れてくるでしょうね。ただ、今ここで強くなることを捨てて後々苦しむか、ここで苦しんで自分の願いを叶えるか…こう言われれば後者を選ぶでしょうね」
「ちょっと待て、俺は願いなんてな…」
「あのねぇ、お見通しなのよ」
神綺は一体何者なんだ。心でも読めるのか?それとも相手の様子とか見ただけで全てわかるとでも言うのか?どちらにしても只者ではないな
「そうですかー。願いはあるよ。そして神綺の言う通り、後者を選ぶな」
「それじゃあ早速始めようかしら」
「え?何始めるんだよ?」
「ここから魔界の出入り口まで行って帰ってくる。これだけよ」
「あのー、出入り口が何処だか…」
「それは自分で探しなさい。後、道中の敵もしっかり倒すようにね。それじゃあスタート!」
「え、ちょ、神綺さーん?」
思いっきり背中を叩かれそのまま前に動いてしまった
「いや、そこには扉があるしぶつかるだけで済むはず…」
「そう考えていた貴方はお笑いだわ」
「え?」
扉の前には夢子がいた。夢子が扉を開けたと同時に俺を扉の外へ飛ばした
「これちょっと酷くね?」
そう思いながら魔界の入り口を探すことにした
「…探そうと意気込んだのはいいんだけど、これ探してる内に疲れてくるわ」
その場で座って休んでいると紙が落ちてきた
「ん?『魔界の入り口に近くなるほど敵の数も多くなるわよ』…だと」
使い道はないけどしまっておいた
「ひたすら走ってれば見つかるということですか。考えただけで辛いわ」
とりあえず走ることにした
「ふと思ったんだが、行って帰ってくることに大きな意味はないよな。…とか考えてるようならまだ甘いな。何かを生み出せってことなのか…?」
立ち止まって少し考えた
「生み出す、そうだとしても自身を強くすることには繋がらないな。ただ、ひたすら倒していくだけって言うのも変だ」
考えてるうちに複数の気配を感じた
「…少しだけど入り口に近づいてるってことか…」
そして問答無用で襲いかかってきた
「数だけで押せると思うなんて…一体どこの馬鹿…」
そう思いながら避けた瞬間、膨大な霊力を感じた
「永遠亭の時みたいなパターンになったらおしまいだな。避けながらでも考えるしかない…」
あの時最初から練られていた相手の策に引っかかってしまったのは覚えてる。あの結界を打ち破ることができたら相手の思惑通りにはならなかった。もしこいつらが同じ方法で来るとすれば…
「結界を壊すスペルカードを使えばいいだけの話…なんだけど、そんなスペルカード持ってないんだよな」
とりあえず自分の所持してるやつをひたすら放った
「…あれ?結界があると思ったけど…なかったっぽいな」
油断はできない。もしかすると今準備してるかもしれないからな
「準備してるならそれを壊せばこっちのもんだ…だけど…」
ひとまず落ち着いた。あの結界はどんな感じだったか、あの強度…あれを打ち破るもの…
少しずつだがそれらしいものが出来上がってきた。そういえばあいつら何もしてこないのには理由があるのかな
「これかもしれない…あの結界も打ち破るものは…」
「滅殺『結界殺し』」
その宣言と共に結界が割れる音がした
「今のは…」
辺りが見渡せるようになってから見てみると、あの敵も倒れていた
「変だな…結界殺しは結界を壊すためだけにやったはずだが…まさかこいつらって、普通に倒すんじゃなくて何か別の方法で倒す必要があるのか…?」
考えているだけで疲れてくる。今は敵の気配がある方向へ進んだ
結界殺しとありましたけど博麗大結界までは壊せませんよ(笑)
仮に壊せる力を得て壊しても自分を殺すようなもんですからね




