ライス・レイン
とうとう来た。試験の日が。
「頑張ってね〜!!」
「ファイトー!!」
両親が僕に応援を送ってくれているようだ。その応援に応えなければ、、
「うん。いってきます!」
一応自分の受験票を確認しておこうか。1年C組か、、
そう両親と別れたあと試験会場に入ろうとした時何かが落ちていた。
どうやら受験票のようだ。
「落とし物か?お、名前が書いてあるな、、」
そこには「ライス・レイン」と記されていた。目の前にキョロキョロしている女性がいるしあの方のだろう。
「すいません、ライス・レインさんですか?」
「は、はい、、、何かご用でしょうか、、?」
「すいません、申し遅れました。マシロ・アイナと申します。実はさっき道端で受験票を拾いまして落とし物を人を探していたのですが、あなたのでしょうか?」
「あ、!私のです。ずっと探していて、、本当にありがとうございます。なんとお礼したらいいか、、」
どうやらこの手紙はライスさんのものだったようだ。本当に見つかって良かった
「では私はこれで」
そう立ち去ろうとした時ライスさんから服を掴まれた。
「まだ何かご用でしたか?」
「い、いきなりごめんなさい、、、マシロさんが良ければ試験会場まで一緒に行きませんか?」
「あぁ、私は構いませんよ。ご一緒にいきましょう。」
そう言うことで、ライスさんと途中までご一緒することなった。
「改めて拾ってくれてありがとうございます。ライス・レインと申します。8歳です」
「いえいえ、マシロ・アイナです。同じく8歳だ。是非仲良くしてください。ライスさん!」
「ライスでいいですよ、、、こちらこそよろしくお願いします。」
これが僕の初めての友人、「ライス・レイン」という女性だ。