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異世界冒険記 ツワモノどものファンタジア  作者: マサオカ
第六話 バック・トゥ・リベンジ
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ダンジョン探索1

ダンジョン地下三十三階、攻略の最前線。


 トップクラン”銀の鷹団”の攻略パーティがここに居た。

「風の聖霊よ…」

 エリエルが短く呪文を唱えると、ふわりとそよ風が起こり、それが四方へと飛んで行った。

 しばらくすると、彼女のステータス画像に映る幾つもの光の点が木の根の様に四方に伸びていきダンジョンマップの足りない部分を補完していく。

「こっちよ」

 エリエルが指す方向にパーティは進み出した。

 

 パーティメンバーはリーダーのディラン、プリーストのヒース、ドワーフの戦士ベイルド、エルフの聖霊使いエリエル、傭兵の剣士バークス…。

 そして今回から入った新人剣士シズが居た。


「で、何でこの子も居るの?」

 エリエルは新しく入った女性団員が気に入らない様だった。

「彼女の実力なら問題ないと判断しました」

 ディランが答えるが、エリエルはまだ疑っている様子で、

「ふぅん…、神様強化しているの?」

「してませんよあんな怪しい物」

 エリエルはシズの体を上から下まで流し見る。

―――華奢だ…、とても強そうには見えない。

「まぁ、実力はおいおい見せてもらうとして…、一つだけ、大事なことを言っておくわ」

 エリエルはシズを指差しビシッと言った。

「ディランは私んだからね!」

 ディランの腰にガッシリしがみ付いて言った。

「また下らん事を…」

 ベイルドがあきれながら言った。いつもの事らしい…、

「何よ!いいでしょ!大体あたし達もう十年来のつき合いなのに、何で何も手を出してくれないのよ!」

「いやぁ… 何というか、年を重ねるごとに手を出しずらくなっていくと言いますか…」

 ディランはごまかしながら言った。それはそうである、成長する人間と成長の遅い(ロリ!)なエルフである。

「周りの仲間達が『結婚しました♡』と、寿退団していく中…、私一人取り残され気づけば”九十代(く・そ・じ)”!!

 いやじゃ~~!行き遅れは嫌じゃ~~!」

 

 エリエルは頭を抱えて苦しんでいるが、…


 彼女はエルフである!


「彼女は長寿のエルフ族の中でも、まだまだ子供の年代なのですが…、

 人間社会での生活が長かったせいか、すっかり自分を行き遅れと思い込んでまして…」

 ヒースが、シズに補足する。シズはなるほどと納得し、エリエルの肩をポンと叩くと、

「大丈夫ですよ、私も九十歳ですが、人生これからですよ」

「ええっ!?あなたも?」

 エリエルは初めて会った同士に目を輝かせる。シズは九十歳で他界して転生した異界人である。

「そうよね、九十歳で未婚で、経験なくても!まだ人生ワンチャン有るわよね!」


「あ、いえ、私は結婚して子供が三人…」


「ちきしょ~~~~~~~~!!!」


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