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異世界冒険記 ツワモノどものファンタジア  作者: マサオカ
5.5話 変わる世界の合い間
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死と再生

ここからしばらく、大きな話の前の、異世界の日常の日々が続きます。

 夜、町外れのモーテル。突然ドアがけ破られると一人の男が入ってきた。

 使い込まれたコート姿の男は右手に、当たり前のように拳銃を持っている。

 部屋の奥からジャズの音が聞こえる。男は慎重に進む…、


 奥の部屋には、付けっぱなしのテレビからジャズの音が流れていた…。

「ちっ」

 男は舌打ちすると外へ出た。


カッ!

 突然車のハイビームに照らされる。しかも複数台の車、が彼一人を照らしている。そして車の間には銃を持った男達が待ち構えていた。

「ディック!ディック・ブラッドフォード!」

 中央にいる体格の良い男が、彼の名前を呼ぶ。

「ガッドか…」

 ディックはまぶしい光を遮りながら正面の男に言った。

「ディック!お前は目立ち過ぎた!出る杭は打たれるって、……!」

 ガッドと呼ばれた男はセリフを最後まで言う事無く、脳天を撃ち抜かれた。

「ば~か」

 とりあえず一人を撃ち殺したディックは言った。最後の悪あがきだった…。

 次の瞬間、銃弾の雨が彼の体を貫いた。

――まぁ…、人生こんなもんさ……


ディック・ブラッドフォード、享年52歳…

「でさぁ~、目が覚めたら異世界で、おまけに体も縮んでてさぁ~、いやぁ~まいったねぇ~」 

 自分の死を、呆気らかんと語るディックにセージは、

「お前、やっぱロクな死に方してねぇな」


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