森の昼下がり
のどかな昼下がり二人の距離が近づきます
森をさらに奥に進むと小さい泉を見つけた。
セージは手ですくうと口に含んだ
「ぷはぁ!旨い」
それを見ていたリーゼはぽつりとつぶやいた。
「水浴びしたいなぁ……」
着ている物をすべて脱いだリーゼは泉に体を沈めた。水は少し冷たかったが暖かい日差しのおかげで気持ち良かった。
「いいんですか?見張り任せちゃって」
リーゼは泉の端にある大きな木に向かって言った。木の反対側にはセージが居る。
「いいよ別に」
「いいんですよ視姦していても」
「お・い・て・く・ぞ!」
「じょうだんで~す」
「ねぇセージさ~ん」
リーゼは泉に体を浮かべながら言った。
「なんだ?」
セージは木にもたれながら聞いた。
「どうしてこのクエストを選んだんです?」
「別に意味は無い……無いが……」
セージは少し言いよどんで
「嫌いなんだよ、暗くてじめじめした所が。せっかく生まれ変わったのに暗いダンジョンうろつくより、太陽の下の方がいいだろ」
リーゼは少しクスリと笑い木の向こうにいるセージの所に近づいて行った。
「……セ~ジさ~ん」
木の後ろからそっとセージを覗いてみると……、セージはすやすやと寝ていた。
「♪」リーゼは何かを思いつくとクスリと笑った。
セージは目を覚ました。どうやら眠ってしまったらしい、木の枕にしてはやけに柔らかいものが後頭部に当たっている、目の前の日陰は何だろう……。
それがリーゼのデカい胸だと気づいた時、自分が今膝枕されているのだと分かった。
「何をしている?」
起き抜けだがセージは冷静に聞いた。
「ありゃりゃ、もう起きちゃいましたか?。どうですか?女の子のふともも枕は?」
「膝枕と言え!」
セージは起き上がると背伸びをした。どのくらい寝ていたのか、遅れを取り戻さなければならない。
「さて行くか」
「あっ、セージさん」リーゼはアイテムボックスから大きめのバスケットを取り出すと
「お昼にしませんか?」
暖かい日差しの下、木陰でバスケットを広げお昼となった。サンドイッチにローストチキン美味しそうな料理が並んでいた。
「普通に旨そうだな……」
「そうでしょう、こう見えても私、女子力高いんですよ」
女子力がどういう意味かは分からなかったが、それは普通に美味しそうに見えた。リーゼはローストチキンをフォークに差すとセージの口元の持って行った。
「はい、あ~ん♪」
かわいい女の子に食べさせてもらう健全な男子にとっては夢の様なシチュエーションだが彼の場合は
「自分で食える!介護などいらん!」
それは介護に直結していた。
「え~~!」




