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女子会というより飲み会?




陽子が今回選んだ居酒屋はオレンジ色のライトが温かみがあってお洒落で完全個室になっているから、

女性に人気のお店みたいだ。

こんなセンスの良いお店選ぶとはさすが陽子だ。


「ちょっと聞いてよ!この間旦那ともめてさ。」


個室のせいなのかいつもより愚痴タイムに入るのが早かった。

なんだかんだ愚痴をいいながらも明日香のとこは夫婦円満だし。

かわいい子供が二人いる。


「本当男ってわかっていない。」


明日香はため息をしながら言った。


「わかるわかるぅ~もうちょっと育児に協力してほしいよね。」


そう言う陽子は三人の子持ちだ。

しっかり者だし陽子なら母としても嫁としても完璧にこなしていそうだ。


「育メンか~うちのダーリンは子供好きそうだし協力してくれそう。」 


綾香は新婚さんで旦那さんも結婚式で見たときはものすごいイケメンだった。

美男美女でお似合いだった。

皆幸せそうだ。友達が幸せなのはうれしいことだ。


別に羨ましくない。


私は一人が気楽でいい。






別に・・・・・・










嘘・・・・・・






ちょっと羨ましい・・・・・・




だからお酒がどんどん進む。




私一人だけが女子会というより飲み会?

女子トークに入れず同じ席に座ってるのに一人だけ別の世界のようだ。


「それで美香は今彼氏いるの?」


陽子が話題に入らず飲み続ける私に声をかけてきた。


「う、うん。いるよもちろん。あはははっ・・・・・・。」


っていってしまった。ついプライドがじゃまして嘘ついてしまった。

もうこんな歳だし、いないとかいえない。

皆しあわせそうだし。


「うちのダーリンが皆に挨拶をしたいとか言っていて、美香にも彼氏いるなら今度彼付きで皆で集まる?」


「あ!それ楽しそういいね。」


綾香が変な提案してきて明日香ものるき満々だ。


まずい・・・・・・どうしよう嘘とかいまさら言えない。


それからの会話は頭に入らずひたすら一人飲み続けていた。


「じゃあまた連絡するね~。次は皆彼付きってことでいい場所さがしとくね。」


「よろしく~じゃあまたね。」


「またね~。」


皆旦那さんが迎えに来たりで一人づつ帰っていく。

最後まで見送ると一人になった私は駅に向かった。


ああ。プライドが高いって損。

彼いるとか嘘言っちゃうし。

しかも自分から告白とかできなくて今だに彼ができない。

だけど嘘つきは嫌だなあ。


どうしよう・・・・・次までに彼作れば嘘にならないよね・・・・・・。


婚活か・・・・・・そんなのプライドが許さなかったけど、母親にもすすめられているし。

やっぱりこの年齢だとそれしかないのか?


駅までの5分間長く感じた。ひとりとぼとぼ歩く。


私も迎えに来てくれるイケメンの彼がほしい。


そう。イケメンのここが重要とかいいながら夜道くすくす笑いながら一人歩く。


なんだかんだ一人を私は楽しんでいる。



最後まで読んでいただきありがとうございます。

次回は美香の職場の話です。

次回もまた読んでくれると嬉しいです。

ありがとうございます!!

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