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SAGE・FLAMME  作者: ふぃんてす
1章〜始まり〜
2/10

学年1対学年ビリ

ついに戦う事になったイジャス!魔法が使えないが...大丈夫か!?

「オレと勝負しないか?」

この一言がイジャスの人生を大きく変えるなどまだ誰も知らなかった。

彼の名はアダル・イファント。学年1の魔法が強い男子だ。

「放課後にしよう。今やると教室が壊れるからな」

「う...うん」自信なさげに返したイジャス。何せ相手は学年1のアダル。もう勝負を破棄しようと思っていた。

ーー諦めんな!

「?」声がした。しかし教室を見渡しても誰も言ったような気配はない。どこからだ?と疑問に思いながら席に着いた。


学校が終わり、二人は勝負専用の体育館に行く。ここはちょっとやそっとの魔法では壊れない、特殊な体育館だ。


しかも今回は学年1のアダルと学年1魔法が使えないイジャスとの勝負。明らかに結果は見えていたが学年のほとんどが見にきた。


「さぁてやりますかぁ...」

準備運動が完了したアダルが言う。

「先攻いい?」と聞くと、

「おう。」と力強く言う。

「なら始め!」

と言うと魔道書を出しいきなり雷で攻撃する。


「うわぁ!」必死にかわすイジャス。

アダルの強さはどんどん休まず攻撃するところだ。

相手には魔法を出す暇も与えない。

「まだまだ!」もっと雷を発射すると足に当たるイジャス


「ぐあっ!!」転けてしまうイジャス。

しかし御構い無しに攻撃する。


「ほら、炎を出してみろよ!」

特大な雷を発射。

この時点で決まったと思うギャラリー。しかしイジャスは違った。

炎の紋章から炎が出ると炎は腕を包み、雷を捉える。


「早々なめてもらっては困るぜぇ...」

足へのダメージがあり息切れはしているがはっきり戦闘への姿勢は見せれるこてはできた。

さぁ、炎発射だーー。

しかし、手からは炎は出ない。腕を包んでいるのに。

「なんで...」の一言しか出なかった。

ギャラリーの歓声は次第に笑い声にかわって言った。

「はぁ...」ため息をつくアダル。


「終わってもらうよ。結局その右腕はなんだ?飾りか?やっぱりイジャスはイジャスだな。」

ちょっとしか攻撃しかしてないのにとどめをさそうとする。魔道書からは眩い光が出てくる。

「終わりだ!」魔道書からは魔方陣が出て雷の光線を発射する。もう終わりだ。イジャスがそう思った瞬間また声がする


ーーまだ終わってない!


まもなく被弾する。煙がもくもくと立つ。

「イジャ!!」

一人だけアンナは叫んでいた。アンナも見にきていたのだ。


終わったと思ったのか、魔道書をしまい帰ろうと後ろに背を向け歩き出す。

その時だ。


「待てよゴラァ。まだ勝負は止まってないぜ?」

イジャスだ。しかし姿が違う。

赤く染まった髪。赤くなっている瞳、炎は一段とまし、腕を包んでいる。

「んな!」

さすがのアダルも驚く。見にきている者達にもどよめきが走る。


「イジャス...」ほっとするアンナ。

「こっからだ!」

右手を横にすると、手の甲から魔方陣が出る。そこから剣を引っこ抜く。

「...は?」

アダルは絶句する。何故?何故!?

それしか頭になかった。

しかもイジャスの背中からは炎ではあるが勇者の形をしている炎があるではないか。

「はぁー!!」

そう言うと魔方陣から引っこ抜いた剣を持ちアダルに向かう。

「やばい...」

初めて魔方の勝負事にはっした言葉だ。何とか防御をと思った時にはもう遅い。

イジャスがアダルに攻撃した。


アダルは腕にダメージが入る。そしてフラフラと壁にもたれかかる。


「...負けだ...」

初めて口にした言葉だ。ギャラリーたちは最初初めてどよめくが次第に歓声になる。

それと同時にイジャスも倒れる。

「イジャ!」

早く駆け寄ったのはアンナ。アンナがだかえると髪も黒色に戻り、手の甲も紋章だけになる。

「うーん...」

目覚めが早くすぐに気がつく。周りを見渡すと周りは歓声に包まれており、アンナが抱いている。

「うわぁ!?」

赤面になりながらも立つイジャス。

「大丈夫?怪我はない?」

「あ、あぁ...。」まだ赤面なイジャスだが笑顔になっていく。すると...

ーーっしゃ、出ていくぜ!

また声がした。すると紋章からいきなり魔方陣が出てきて、何かが出てきた。

それは高校生にしては前代未聞であり会場はおおきなどよめきが起きたーー。



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