12 脳の筋トレ
最近執筆をひそかにサボって、予約投稿に頼り切りと思われている相楽ですが。
そんなことはない、そんなことはないのだよ。家に帰ってから執筆と思ってると寝てしまっているから・・・
季節の変わり目は何かと暑かったり寒かったり、ちょっと身体の調子が悪いなんてことも往々にしてありまして。それだけに体力も消耗しやすく栄養も多く取らねば何かと体にとって不都合なことが起こりえまして、ええ。
で、こういった頭を使う執筆ごとにおいては脳に栄養を蓄えておかねば頭も回転が悪くなるわけでして。
そこで今日はちょっとだけ脳の話を。
脳の栄養といえば主にはブドウ糖が挙げられます。
ブドウ糖(α-D-グルコース)とは自然界に多く存在する糖で、果実やはちみつに多く含まれ血液中にも、血糖として含まれています。
また、ブドウ糖は食べたゴハンやパンなどの炭水化物からも作られます。
ブドウ糖の最も大切な役割は、脳を正常に働かせることです。他にも赤血球や腎臓の髄質、一部の筋肉を正常に動かすために使われておるそうです。
しかしながら脳はどの臓器よりも多くのエネルギーを消費しており、1日に消費するエネルギーの約18%を占めており、成人の脳は、1日におよそ120グラムのブドウ糖を消費するといわれています。
これ、平時の状態でです。積極的に頭を使うともっと消費するという事です。
普通にこれってすごいことなんですけど、120グラムというと粉末状の砂糖を思い浮かべていただいても結構な量です。それが脳だけで消費されているなんてのは驚きなんですが、このブドウ糖が足りなくなるとどのようなことが起こるかと申しますと、脳はエネルギーを得られず単純に思考能力が低下してしまいます。
さらに集中力が欠けたり、やる気が出なかったり、イライラするなど仕事も勉強もはかどりません。ですんでそのような症状が出だしたら甘いものを積極的に口にするという対処がよろしいそうです。
ちなみにダイエットなんかで炭水化物抜きの食事ばかり摂っていると、脳はエネルギー不足になり頭がボーっとしてしまいます。無論ながらすべてにおいての効率も悪くなりますから、ダイエットで体を壊すというより動く気力もなくなるのでは本末転倒ということになります。
ですから、よく事務職のねーちゃんとかは職場で仕事しながらお菓子をバリボリ食ってますが、アレはあながち間違った行為ではないということなんですな。
少し前に流行った「デスノート」の中で、もう一人の主人公であるLはいつでも甘いものを口にしているんですが、作中でも甘いものを食べる理由としてそういったことを申しております(さすがに食べすぎかとは思いますが)
ま、だからといって頭も使わずごろごろして甘いものばかり食っていると確実に太りますゆえ、そこんとこは気をつけなければいけないというのは言うまでもありませんが。
運動嫌いな方はせいぜい頭を使うことで糖を消費するという方法もありますから、そういったダイエット方法なんかは一挙両得で割りといいんじゃないかなと思うんですがね。(ちなみに単純な仕組みだけいうと使われない糖は脂肪に置換されて体内に蓄えられます。つまり行く先は肥満ね)
実際に読書なんかでも音読をするとずいぶん脳力を使うそうでして、かなり疲れるそうです。特に日本語は漢字やカタカナ、ひらがなが交じり合っている難解な言語ですので、それをきちんと読みながら解するのは相応の情報処理能力が必要とされるわけです。(PCでも処理能力が高いものは消費電力も大きいし発生する熱量も大きいことを考えれば合っていると思います)
夏もそろそろ近づき、肌も露出する機会が増えるとおなか周りがあれこれあれこれ、そろそろダイエットサプリメントなんかの通信販売も始まる頃ではありますが、そんなもん口に入れるくらいなら、どんどん本を読んでどんどん書きなさいと、ここにおられる方には強く進言いたします。
特に、読みやすくて頭を使わないような作品ではなく、少々難解なガチSFをお勧めします。脳が熱いという感覚になればしめたものです。カロリーを消費している証拠です。
もうそれくらいすらすらと読めるぜ、という人は、精神分析論とか哲学書を読んでください。私は読みませんが。
ちなみに私は執筆時にスニッカーズをネチャネチャと夜中に食うのが習慣です。
ま、太る太らないは体質もありますから、俺は頭を使うからいくら甘いもの食っても大丈夫なんだぜー! といって太っても責任は持ちませんし、現在太っておられる方は食わなくてもいいと思います。
あ、あと、脳は10パーセントしか使ってないって嘘らしいです。
あと残りの90パーセントを開発できると思っていた人は残念。もしそうだったら一日1.2キロの糖をとらねばなりませんねぇ。そりゃ大変だ。
そんなわけで安心してください、現況でもあなたの脳はフル活動しています。ただその内容の質が問われているだけです。「俺のすべての能力が解放されれば!」なんて妄言は中学で卒業しちゃいましょう。
「今のあなたが最高のスペック」で「今後も最高のパフォーマンスを発揮し続ける」ことでしょう。ただし「あなたなりに」という条件下で。
身も蓋もなくなったところで今週はこのへんで。




