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お嬢様と夜空  作者: 瑠紀
8/16

第8話 ルームメート

一日に2回更新するのは初めてです。

新キャラでてきます♪

「ここが、鹿王院さんの寮の部屋だよ」


女の先生が私のルームメートにはなしかける。


「わぁ!ヨロシクね、紀奈紅チャンっ♪」


「…よろしく…鹿王院さん…」


「よろしくですぅ〜、紀奈紅さんっ♪♪」


全部で3人のルームメート。

みんなが、寄って来る。


でも、今は…そんな気分じゃない…。


竜牙の本当の気持ちを聞きたい…。


あれから無視された。


竜牙…。


「あたしの名前は、斉藤 紗紀だよっ」


私は、その声で我に返る。


後ろを見たら、先生がいなかった。

帰ったみたい。


「あの…」


「何??」


「とにかく、入っていい?」


私は、おそるおそる言う。

失礼だもの…。

紗紀ちゃんは、ほかの二人を部屋におしこんだ。

押し込んだ…。なんか、へんな感じ。


私は、部屋に入って荷物を置いた。


「ゴメン…えっと、紗紀ちゃんだっけ?」


「うん!」


「何て呼べばいい?」


紗紀ちゃんは、ちょっと考えてから、


「紗紀でいいよっ♪」


と、言った。


すると、髪の毛を肩ぐらい伸ばしたちょっと、暗そうな子が言った。


「…私…の…名前…犬美いぬみ亜宮畝あくせ…亜宮畝でいいよ…」


暗いな…。

でも、私は笑顔で答える。

悪い子じゃなさそうだし。


「よろしくね、亜宮畝」


亜宮畝は、ニコッと笑うと部屋の端っこに座った。

笑ったら、可愛いな。


「あたしは、赤坂 杏実きょうみですぅ〜♪」


その子は、天然パーマの髪の毛を揺らしていった。


「杏実ってよんで!」


「分かった、杏実!」


一通り、みんなの自己紹介が終わると、紗紀と亜宮畝と杏実が座ってと言った。


「紀奈紅ちゃん、喘息なんだってねっ」


私は、うなずく。


「昔から、喘息で苦労してきたの…って…なんか苦労話みたい。フフッ」


私が、笑うとみんなも笑う。


「みんなは、何組?」


「2くみっ」


「…1組…」


亜宮畝と同じクラスだったんだ。


「2組ですぅ〜♪」


「へ〜、私は1組。ヨロシクね。挨拶遅いけど」


紗紀が、言った。


「紀奈紅って超可愛いねっ」


私の顔がみるみる赤くなるのが分かる。


「そう…?」


「うんっそうだよっ」


紗紀は、ニヤリと笑って言う。


「羨ましいっ♪」


「…たしかに…」


「羨ましいですぅ〜」


私は、笑う。


「嬉しい」


杏実が、またニヤリと笑う。


「紀奈紅、モテモテでしょ?今日なんて、あの3人と歩いてたじゃないですかぁ〜!」


え?


「あの3人?」


「え〜、知らないの?まぁ、転校してきたからしらないと思うけど、桜部 舜斗、雪頭 蓮、南古屋みなみこや 竜牙ってここのモッテモッテの3人なんだよっ」


へ〜。

やっぱり、あの3人モテるんだ。


私みたいな、女子と一緒に歩いていのかな?


「でも、紀奈紅チャン超美少女だし、だれとくっついてもおかしくないけどっ」


紗紀が言った。


「ありがとうっ」















私達は、話し合った。そして、最後の話が…私にとってこの3人が親友になるきっかけだった―
















次は、8話目のつづきです。

収まりきれなかったので、2話またぎます。サブタイトルはちがいますが…。

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