第7話 ファーストキス
更新が遅れてすいません…m(__)m3日に一度の更新守ってませんよね…。勝手ながら、更新は不定期にさしていただくことになりました…。すいません…。
今回は、サブタイトルにも書いてあるように紀奈紅のファーストキスです!「小学生の癖に生意気な!」っと、思うかもしれませんが、紀奈紅達4月に中学生になるので…。そこのとこよろしくお願いします。
「竜牙…?」
私は、少し苦しくなったけど竜牙を探した。
「何ですか?紀奈紅」
敬語を使った声。
竜牙の声…。
「竜牙…」
竜牙は、フェンスにもたれかけていた。
「ねぇ…敬語なんだね…竜牙」
竜牙は、意外そうな顔をして、
「もともと、敬語ですが」
と、言った。
「え?でも、あのときは…」
竜牙は、綺麗な顔を私に向ける。
赤くなってない顔。
こっちのほうがかっこいいよ。
「あのとき…ですか?あのときは…少し興奮していました…。すいません」
竜牙が苦笑いする。
「謝る必要は、ないよ」
すると、竜牙は私の手をとって隣のフェンスに座らせた。
赤くならないなんて…敬語のところもそうだけど、さっきの竜牙とはちがうような気がする。
私は、なんとなくポケットを探ってみる。
あ。
「見て、竜牙!これ」
私がだしたキーホルダーをみて竜牙が言った。
「月のキーホルダーか…紀奈紅に似合ってますよ」
「ありがとう!」
私は、笑顔で答える。
「私ね、夜空が好きなの。昔から、喘息で家に帰ることが多かったから、夜空をベットから見るのが多かったから」
「へ〜」
今日も、晴れだからみれるかな…。
楽しみっ!
「オレの…母親は…」
竜牙がいきなり話し始める。
「1週間前に…死んだんだよな…」
独り言のよう…。
「え!?竜牙のお母さんが…?」
「そう、それなのに…ふつうに学校きてるなんておかしいですよね」
たしかに…私だったらお母様がいなくなったら…家から出ないと思う。
気がおかしくなってたかもしれない。
「オレは、なぜか…涙がでてこなかったんです」
え?
「たしかに、悲しかった。でも…涙が出てこなかった」
涙が…
出てこなかった!?
「なぜでしょう?オレは母さんを愛してなかったのか。いえ、とっても愛していました。なら、泣くのがいやだったのか、それもちがいます。むしろ、泣きたかったのですから。なぁ…紀奈紅はどう思いますか?」
竜牙が私のほうを向く。
え!?私!?
「わ…私は、それでいいと思う…。色んな人がいるし…。いつかは、涙もでてくるよ!」
竜牙は、それを聞くと安心したように息を吐いた。
「何で、竜牙は私に相談したの?舜斗や雪ちゃんのほうが親しいじゃない」
竜牙は、それを聞くと、ニコッと笑った。
そして、
〈ギシギシッ〉
私の顔を竜牙の顔に近づけて、
私の唇と竜牙の柔らかい唇を重なり合わした。
「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
竜牙がもたれかかってくる。
〈ギシギシッ〉
また、フェンスが動く。
キ…ス!?
…。
わっ!
私は、竜牙をつきはなした。
「なにするの!?」
私ともあろうものが、怒鳴った。
でも、竜牙はひるむ様子がない。
竜牙は、顔をまたぐっと近づけた。
「オレが、紀奈紅に相談した理由は、こういうことです。オレは、紀奈紅にこういう気持ちをもってるんです」
竜牙は、そう言って、屋上から出て行った。
「あ〜あ、楽しくなりそっ♪」
雪ちゃんの声が聞こえたような気がした。
でも、そんなの今の私には聞こえない。
何で、キスしたの?
私にどういう気持ちを持ってるの?
なぜ?竜牙―
いかがでしたか?
辛口でもいいんで、評価&感想下さい!出してほしい、キャラクターでもいいです!
それから、人気キャラクター投票をおこないます。いつでも、いいのでよろしくお願いします。この「お嬢様と夜空」の最終回にのせるつもりです。