第5話 質問会
もうすぐ、受験だ〜(汗)
受験の時は、更新出来ないと思うのでよろしくお願いします。
「鹿王院 紀奈紅です」
「うわっ!超可愛い!」
「お人形さんみたい!」
「え〜お菓子でしょ」
みんなが、私の外見についてわいわい言っている。
今は、自己紹介が終わったとき。
でも、本当に私のこと可愛いと思って欲しいのは―
私は、チラッと舜斗を見る。
「鹿王院さん?」
舜斗は、ピースサインをする。
舜斗…。
「鹿王院さん!聞いてます?」
「は、はい。何でしょうか?」
私は、動揺しながら答える。
「今から、質問会するけどいい?」
「はい。いいですよ」
「んじゃあ、質問したい人!」
雪ちゃんと舜斗以外がガバッと手を上げる。
「うひょー人気だねぇ、きなちゃん♪」
「ははは、そうだなぁ」
舜斗が笑う。
そうです。貴方のその笑顔にまいったんです。
「何で、そんなに紀奈紅ちゃんは細いの?」
女の子が私に質問する。
「喘息でね…細いの」
教室全体が「シーン」とする。
何か、ダメなことを聞いた雰囲気だった。
「そ…そんなに深刻じゃないから!」
私は言った。
本当は、とっても深刻だったのに。
ちょっと、走っただけでも苦しくなるのに。
もっと、苦しくなったのは舜斗に会った日―
「え…えっと次のしつもーん!」
みんなが、一斉に手を上げる。
「紀奈紅ちゃんってどんな食べ物が好きなの?」
「ケーキカナ…。甘くて…」
舜斗みたいだから―
「え?甘くて、好きなの?」
私は、また動揺して言う。
「あ…そうそう…あはははは…」
「かっわいい♪きなちゃーん」
雪ちゃんが冷やかしてくる。
もう…。
「紀奈紅ちゃんは、前は何処の小学校行ってたの?」
「プレゼント学園」
「え〜〜〜〜!!???」
みんながびっくりする。
何で?
「あそこ、超お嬢様学校だからだろ」
舜斗が、後ろの雪ちゃんとはなしてる。
「え…もしかして…鹿王院さん…もしかして…鹿王院財閥の…一人娘…?」
秀才っぽい男の子が言う。
眼鏡がずり落ちてる…。
「うん」
「マジィィィィィィ!!??」
秀才君、キャラこわしてる…。
「とんでも、ないやつが転校してきたぞぉぉぉぉぉぉ!!!!」
秀才君、教室を走り回って叫んでます。
すごいよ…。
ある意味…。
「牡蠣坐架鬼…ヤバッ…!」
舜斗が、走ってきた牡蠣坐架鬼君(すごい名前!)を避ける様に机を横に動かす。
あぁ…素敵…。
「舜斗く〜ん素敵ぃ〜」
ハートがつきそうな感じで言う女の子。
だれ??
「五月蠅い。我喜沢」
舜斗が、迷惑そうな顔をする。
よかった〜彼女じゃないんだ…。
舜斗に彼女なんかいたら…私どうしたらいいんだろう…。
だって、その子とっても可愛いだもの…。
髪の毛を二つにくくってて、(私は、背中ぐらいまである髪をリボンでカチューシャみたいにしてる)スタイルがとってもいいの…。しかも、活発そうだし…。舜斗に、似合いそうなの…。(ちなみに下の名前は「弥生」らしい。)
それから、質問会は1.2時間目を使って行われた。
でも、その時は篠河 竜牙が私を見つめていたのは、気づかなかった―
なんと、紀奈紅のモデルは「しゅご○ャラ!」のり○なんです♪
弥生は…分かります?(ヒントは『な○よし』!