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お嬢様と夜空  作者: 瑠紀
14/16

第14話 高校生

いきなりですが、紀奈紅達高校生になりました!!

これから高校生編です。

中学校、省くのを許してくださ〜い。

私達は高校生になった。

竜牙も雪ちゃんも亜宮畝も紗紀も杏実も同じ高校。


舜斗も―


そしてまだ告白できてない。


いつかは告白できると思ってるけど…。






「紀奈紅ぅぅぅぅ♪どっこ行くのっ??」


私は俯き加減に返事をする。


「病院♪今日検査なんだぁ。緊張する〜」


緊張してるのは本当。

だって今日は寿命宣告の日。

友達は20才って言ってたから私も20才ぐらいかな??


「んじゃあ、バイバ〜イ♪」


紗紀がニコッと笑って言う。


そして彼氏の南のほうへ素っ飛んでいく。

幸せそうだな…。

紗紀は拒食症も治って大人の女性に早変わりした。

小学校からは想像できないなぁ。


私も話し方変わったけど♪


「…バイバイ…紀奈紅…」


亜宮畝も変わったよね。

喋り方は変わってないケド。

ポニーテールにして可愛くなった。

彼氏は作らないつもりらしいけど…亜宮畝ならダイジョウブだよっ。


「バイバイ。亜宮畝」


ガシッ


!?


目隠しをされる。


「だ〜れだ??」


この声は…。


「雪ちゃん!」


「あったりぃ♪」


雪ちゃんも変わってないんだから。

可愛くてモテてるってゆーのは特に変わってないね♪


「さようなら。紀奈紅」


「バ〜イバ〜イ。まった明日ぁ♪」


竜牙は変わったかな…??

だって眼鏡をコンタクトにしたもんね。


「バイバイ紀奈紅」


ドキ…。


「バ…バイバイ!舜斗」


貴方は昔から変わってないよ…


一途なところも


かっこいいところも


私は1−Eから超特急で出る。


「鹿王院さん!!」


「バイバイッ!!」


私のファンクラブもまだある…。

何でかな…??


私は靴箱をあける。


〈バサッ〉


「?」


靴箱から大量の手紙がでてきた。


「何コレ??」


私はそれをカバンにおしこむ。

後でじっくり読もう。


「お疲れ様です。お嬢様」


「じぃや!!」


私はじぃやにカバンを渡すと、車に乗り込んだ。


「重いですね…今日もですか…?」


「分かんない!アレだったら即断るけど」


私の靴箱にはよくラブレターが入ってる。


「だって私は舜斗がスキなんだもんっ!!」


「そうですか」


私は笑う。

じぃやは笑い返す。



〈ブ〜ン〉



1時間後―


「つっいたぁぁぁ♪」


ここは【京蘭総合病院】。

私が通っている高校と一緒の名前だ。


「走ってはいけませんよ。お嬢様」


「分かってる」


私の喘息は高校に入ったときから―酷くなってきた。

走ったらダメになったから。

本当は舜斗と同じ陸上部に入りたかったんだけど。

仕方ないか…。


「それにしても可愛いですね。この携帯ストラップ」


じぃやは月の携帯ストラップを見る。


竜牙に『紀奈紅によく似合ってます』って言われたときからつけてるんだ♪


本当は…幼稚園のときに雪ちゃんからもらったものなんだけど…。


気に入ってるよ。


「…じぃや…」


「なんでございましょうか?」


私の額から汗が流れる。


「今日は…寿命…」


「ダイジョウブですよ」


じぃやは笑いかける。


「…そうだよねっ…うん…ダイジョウブだよっ♪」


「よかったです」


じぃや…。

『ダイジョウブ』って言ってくれて嬉しかったよ。


ダイジョウブだよね…。


私は…舜斗にキモチを伝えるまで死なないもん!


「さ〜〜〜〜!!頑張っていくぞっ」


「モチロンです」


じぃやはまた、笑いかけた。
















ダイジョウブな気がしてきたよ

















物語が急ピッチで進んでいったのをお許し下さいm(_)m

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