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お嬢様と夜空  作者: 瑠紀
11/16

第11話 番外編 大晦日

今回、長いので、気合い入れて見て下さい(笑)番外編なんで、見なくても本編には影響しません。(たぶん)時間があるときに読んでいただけると嬉しいです。

今回、雪ちゃんと紀奈紅が…!

マセすぎです。この二人。

紀奈紅も、天然すぎ!


番外編を読まない人も、読む人も…


A HAPPY NEW YEAR!!!!


よいお年を!(少し早いですが)


そして、今年も「お嬢様と夜空」をよろしくお願いします。



「お嬢様、紅茶をここに置いときますので」


「分かりました」


今日は、冬休みだから、家に帰ってる。


「憂鬱ですね…お嬢様」


そらそう…舜斗に会えないから…。


「そうです…。憂鬱なんです…。紅茶、フランスの皇室からいただいたものにしていただきます?」


「はい」


じぃやが、紅茶を片付ける音が聞こえる。


私は、それを窓の外をみながら聞く。

こうやっていたら…舜斗に会えるとおもったから…。


そんなわけないよね…。


「お嬢様、用意できました」


「ありがとう」


私は、窓から目をはなす。


紅茶を一口飲む。


「おいしい…!」


「そうですか」


やっぱり、メアリの選んだ紅茶だわ…。

すっごく、おいしい…。


ここで、舜斗がいてくれれば…。


なんてね。


「お〜い!紀奈紅!!」


ほら、舜斗の声が聞こえてくる。

私、どれだけ舜斗のことスキなんだろ…。


「お嬢様、クラスメートの桜部舜斗が呼んでいますが…」


え!?

気のせいじゃない!?


私は、外を見る。


そこには、舜斗がいた。


「舜斗!!何できたの??」


舜斗は、首を傾げる。

聞こえないんだ…。


「じぃや」


「はい」


「舜斗を家に入れてあげて」


「え…でもそれは奥様から…」


「いいから!」


「は…はい!」


じぃやは、そそくさと舜斗を呼びに行く。


―5分後


「桜部様でございます」


じぃやは、そういうとどこかに行った。

まるで、自分が邪魔者のように―


「舜斗!」


「紀奈紅!」


おもわず、舜斗に抱きつく。


「…紀奈紅…?」


「あ!ゴ…ゴメン…」


舜斗は、私の頭をなでる。


「いいよ。紀奈紅可愛い妹みたいだから!」


私の顔が、赤くなる。


どんな理由でも舜斗に可愛いと言ってくれたのが嬉しい―


「とにかく、座る?」


私は、舜斗をソファに誘う。


「うん」


私たちは、隣同士で座る。

そっと、舜斗によりかかる。


心臓の鼓動が早くなる。


「ねぇ…」


「何?」


「何で、ここに来たの?」


「紀奈紅に会いたかったから」


私の心臓の鼓動が早くなる。


そ、そんな理由で…。


「一緒に、大晦日すごさない?」


「うん…」


嬉しいよ…舜斗…。


「じゃあ、蓮とか竜牙呼ぼうぜ」


え…。それじゃあ、舜斗と二人の時間がなくなる…。

まぁ、ずっと一緒にいたら心臓がもたないかも…。


「紗紀と、杏実と亜宮畝も」


「モチロン」


舜斗は、携帯を出す。

私は、家の電話で紗紀たちに電話をかける。


「舜斗…」


「何?」


「何か、眠くなってきた…」


舜斗は、私の頭を自分の膝に置く。


膝枕!!!???


「…重くない…?」


「全然。いつも、弟達がのっけてくるし」


そうなんだ…。


「…このまま、お話ししていい…??」


「?べつにいいけど…」


やった!


「舜斗何人兄弟?」


「3人」


3人…私一人っ子だから。


「楽しい?」


「??楽しいけど…騒がしいときもある」


「ふふっ。そうなんだ」


「オレは、紀奈紅みたいな妹が欲しい」


「…嬉しい…」


「え?何か言ったか?」


「何も」


あ、だんだん眠くなってきた…。


「ごめん…眠くなってきた…」


「なら、寝なよ」


「うん…おやすみ、舜斗」


舜斗は、ニカッと笑って


「おやすみ、お姫様」


と言った。


お姫様って言ってくれて…うれ…


「スースー」


「可愛い、お姫様」



―50分後


「…や…」


え?なんの声?


私は、起き上がる。

まだ、舜斗の膝で寝てたんだ!


「やっらしぃ〜、きなちゃん♪」


いつのまにか、雪ちゃん、竜牙、紗紀、杏実、亜宮畝がいる。


「やらしくないもんっ雪ちゃんのバカ!!」


雪ちゃんは、にや〜と笑う。


           紀奈紅チャンはっ♪     

「ホントにやっらしい〜           フフッ」

           紀奈紅ちゃんはぁ〜♪


「…やらしい…」


あ、亜宮畝までっ!


「やらしくないの…」


雪ちゃんは、笑って私の横に座る。


「僕の膝にも乗って♪」


なっ…。


「嫌っ!」


「そんなぁ〜!」


「…とにかく…あそこのツリーハウスで年をあけない…?」


亜宮畝が、口を開く。


「うん。そうだな」


時間は、もうPM11:00




―ツリーハウスの下


「じゃあ、今年にさらばだねっ」


紗紀が大きな声で言う。


「でも、まだ、11時59分…」


「そんなの気にしない!」


「カウントしよ」


私が言う。


「いいよですぅ〜」


「カウントします」


みんなが、シーンとなる。


竜牙がおおきな声を張り上げる。


「3」


「2」


「1!!」


〈ゴーンゴーン〉


「A HAPPY NEW YEAR!!!!!!!!!!!!!」


私たちは、机においてあるそばに手をのばす。


!!

私の両手が何者かにとられる。


「な…」


くるっとまわされて、目の前にあるのは雪ちゃんの顔。


「雪ちゃん…?」


雪ちゃんの顔がもっと近くなる。


「A HAPPY NEW YEAR。きなちゃん」


私たちの唇が、重なる


とろけそうなぐらい柔らかい雪ちゃんの唇


わぁ…雪ちゃんの顔とっても綺麗…


スキになっちゃうよ…


いつのまにか手をつないでる


雪ちゃんが、私を抱き上げる


キスはまだ続く


不思議といやじゃない


竜牙のときよりいやってかんじがしない


何でだろう


〈バーンバーン〉


後ろで、花火が上がる。


暗くてみんなには見えないみたい


雪ちゃん…


今回は、拒めなかった…


気持ちいいから…















私たちは 花火をバックにキスをした―
















「舜斗がすきか、雪ちゃんがスキかはっきりせーやぁ!!!!!」と、思ったそこのあなた。

舜斗が、スキなんですよ。この浮気娘(笑)

っていうか、紀奈紅の表現が、15禁になりそう!!

ヤバイ…。


来年は、コメディも書きたいと思っています。

よろしくお願いします。


           by.紀光

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