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妹現る

                                                                                                                                  

まぶたを開くと、そこにわ、黒髪のきれいな女の子のすがたが目に映った。

「これは夢か」

俺、羽野星太が呟いた「夢じゃない」と女の子が俺に言ってきた     

「本当か」

「うんお兄ちゃんほんとだよ」

「そうか、じゃあと5分寝かしてください」

「嫌だよまだ私、この家に住むのに用意してないよ」

女の子はそお言って俺にくっついてきた。

「はぁ~いまなんて言った、それにお兄ちゃんってどういうこと?」「え、お兄ちゃん、言ったでしょ今日は私がおばちゃんの家からからこっちの家に、引っ越してきたんだよ」

「え、そうだったけ、あっそうだないってたな」

「もーひどいです私のことわすれるなんて」

「ごめんごめん有沙奈」

俺は、今思い出したのだった、俺のひききこもり妹、羽野有沙奈がこっちに帰ってくることをたった今きずいた。

「で有沙奈お前いつこっちきたんだ」

「んー6時くらいかな」

「早、お前はばあちゃんの家何時に出たんだ」

「んー午前2時くらいかな」

「いや早すぎるだろうが、てかお前ちゃんとばちゃんにバイバイくらいしたか」

「んーしたようなしなかったような」

「はぁ…まったくもー」

「別にいいじゃんか、だってとっても大好きなお兄ちゃんに早く会いたいんだもん」

有沙奈は俺が困っているのに、ばちゃんなんてどうでもいいという口調で反論してきた。

「とりあえず電話であやまっとけ」

「はーい」

「さて着替えて弁当のおかずと朝ごはん作るかと、てか有沙奈お前まだ学校いかないのか」

「うんもう行かないというかやめた学校」

と、俺に笑顔で言ってきた

「いやそれは笑顔で言うことじゃありませんから、というかなんでだよ

学校やめるとかまずありえないからましてや、まだ高1だぞ」

俺が強めで心に響くか分からないが言ってみた、しかしあんのじょう響きさえもしなかった。

「嫌だ、めんどくさいお兄ちゃんといっしょがいい。」

と、俺の前でごねはじめた。

「あーも分かったからおちつけ」

「本当」

「本当だからとりあえずお兄ちゃんがいないときは、静かにテレビみてまっててくれ、ただし、絶対3時半から4時までは、たとえインターホンがなったとしてもでるなよいいな」

俺は、だだををこね終わった有沙奈の頭をなでながらそお言い終わると、とんでもないいきおいで俺に抱き付いてきた。

「ぐほ…ちょ…ちょっと苦しいから……やめてくれ」

「兄ちゃん大好き」

「分…分かった…からほんと苦しいから…有沙奈さん…本当にやめてください」

「あ、ごめんお兄ちゃん」

有沙奈は、やっと俺の体から離れてくれた。

「はぁ~苦しかった」

「ごめんね、お兄ちゃん本当に大丈夫」

「お、おお大丈夫だなんともねえ」

「あ、お兄ちゃんそんなことより時間、大丈夫早くつくらないと」

「だ、そうだ早く作らないと」

この日、俺は朝ごはんしか作ることが出来ず、弁当はしかたなくコンビニで買うはめになったのだった。

「はぁ~最悪だ」

「どうした星太」

と、俺に声をあけてきたのは、元サッカー部で全国大会に出ていて、ちょっとやんちゃで服装が結構乱れていて俺の友達でもある空島光だった。

「おお、おはよ光」

「いや、おはよってお前本当どうしたんだ、まさか受験のこととか考えて落ちたのか」

「いや違う、そもそも高2なのにどうしてそんなことを考える必要があるんだ。」

「おっと、それもそうだな、じゃあ何に悩んでいるんだ」

「ん~なんていえばいいだろうかな、まあ別の理由かな」

「そうなのか」

「ああ」

「ふ~ん、大変だな」

「まあな」

「ちょっと、星太!!」

と、俺の名前を強く呼び、やせがたでモデルみたいな顔をしていて

俺と幼馴染の島野夏奈だった。

「なんだよ夏奈」

「あんた、今日私と日直」

「え~今日よりによって日直」

「そうよ、だから先生の机から学級日誌とりにいかないと」

「え~夏奈ひとりで取りに行ってくれないか」

「だめよ、だって学級日誌ふたりで取りにいかないと」

「まじで」

「まじだから」

「はぁ~仕方ね行くか」

「さぁ、早く」

「おお、今行く、んじゃな光」

「おお、またあとで」

俺は、光にそう告げて教室を後にした

「はぁ~なんでこんなルールあるんだよ」

「私がしるか」

「いや、今お前に言ったんじゃないから」

「え、そうだったの」

「ああそうだよ」

「ふ~んあっそ」

「はぁ~」

と、俺がため息をつくと夏奈が怖い目で俺を見てきた。

「あのさ~ため息つくのやめてくれる、さっきからずっとだよ」

「すまん」

と、そうこうしている内に職員室に到着していた。

「なぁ、ここで待ってるから取りに行ってくれよ」

「はぁ、なに言っているの一緒にはいるよ」

俺は夏奈に怒られそうだったので仕方なく一緒に入った、そして先生の机日誌をとろうとしたら

そこに先生がきて10分長話につき合わされて、もう俺は最悪だと思ったのだった。

「はぁ~先生どんだけはなすんだよ、おかげで日誌とるのだけに10分かかったん

だけど」

ほんと最悪だ~」

「本当本当どんだけ話すのよあの先生は」

と、そんな話をしているとチャイムの音がした。

「やべ~次なんだ」

「ん~と国語だと思う」

「つうことは…やべえぞ」

「う、うんやばいね」

「いそげ、やべえぞ国語の先生言い訳してもきいてくれないぞ」

俺と夏奈は、走って教室にもどったしかし、遅刻してしまいとりあえず担任の

藤宮先生の話がながくなったと言い訳をしてみたがきいてもらえなかったの   だった。                               

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