表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方神語  作者: 朱莉
語り部:妖
12/26

冠語り

今回は風見 幽香の独白となっております。いやぁいつもは編集画面を開いて数時間かけて書いてるので書留するなんて…新鮮な気持ち出かけました。こういうのもいいものですね

時代描写もなく特にいつの時代…というわけではありませんが幻想郷に移る前のお話です。幻想郷にいったら彼はこんなことをしようと思っている…そんなお話

八雲 紫とチルノ、風見 幽香の三人は何度か面識がある(その描写を書いてませんがひょんな時に知り合った、いつもの皇雅によって)くらいで想像しておいてください


前書きと後書きは作品の中でしないような内容(東方に関係のないようなネタ・会話)などを扱いますので今更ですが閲覧時には覚悟しておいてください。

蛇足の部類になりますので本文だけを見ていてもわかる…はず?

その二つは私個人の独白となんらかわりないもの そうとっていただいても構いません

それと個人的に略称しか出さないようにします

なるべく神語には東方以外のおはなしは入れません…ということは約束いたします

今回は珍しく誤字確認しました。それでも軽くですけどね


今回もセリフ多め。そして送り仮名も多め。それでは神話(新話)ですどうぞ


■  ◆  ■  ◆  ■  ◆



あ、 といつもの調子で彼はまた呟いた

いつもと同じ何か思いついた時に発するその声

私と妖精は聞き慣れすぎて「あーまた何か思いついたんだろうな」と察しがついてしまった

最近知り合ったスキマ妖怪の八雲 紫が皇雅に世界のことを教えていて彼はその度に楽しそうにしていた。いつから始まったかは知らないが訓練と称して木刀を振るっている姿も見るようになった

教えてもらうついでに教授もしてもらっているようで最近の皇雅は考えが読みやすくなっていたというのもある(物事に関連性ができて想像しやすくなってくれた)



「どうしたの皇雅、また何か思いついたの?」

「いやなに、そろそろ季節も変わる。そう思うと月の畑の花を変えてみようとか思ってね」

「花を?でもあそこの花って季節関係ないでしょ?」

「あぁ、確かにそうだ。だから花を増やすのはどうだろう?風見には言ってなかったが少し私も花について調べていたんだ」



彼がそんなことを言うものだから私は呆気にとられて少し反応が遅れてしまった

彼が突拍子もなく動くのは今まで一緒にいて今更だと思うが彼がそのことにずっと考えるというのは前例が少なかった(前例は天照くらいか)からそんな反応をしてしまった



「貴方が学ぶなんて珍しい…とは思わないけどどんな子(花)を調べたのか気になるわね」

「素直ないい子達さ。観葉植物というのがあると聞いてね、以前知り合った妖怪に詳細を聞いていたんだ…そしたらな種類を聞いているだけでも楽しくって気が付いたら日が沈んでいたよ」

「同じことを考えて一日いられるなんて皇雅にしては珍しいね。あたいも気になってきたよ、どんなのがあるの?」

「そうだな…ひとえに観葉植物…だけではないのだが…南天、竜胆りんどう姫檜扇ひめひおうぎ太藺ふというてな夏櫨なつはぜ苦提樹りんでんそれに虞美人草ぐびじんそうなんてどうだ?」

「…ずいぶん小難しい名前が多いねぇ。虞美人草ってのは雛罌粟ひなげしってやつだったりしない?」

「あら、チルノが花を知っているだなんて今日は珍しいことが多い日じゃない?」



私のセリフをきいてバツが悪そうにチルノは顔を赤くしながら腕を組んで言う



「あたいだって食べること以外するっての!そう返って来るってことはあってるんだね」

「そうだね、知名度云々は調べていないから私の言った名称が実は違う…ということは今更か。花妖怪の知り合いがいるんだ、せめて知恵が借りられるうちにいろいろしておかないと損だろう?」

「今は忙しくなくても…って意味かしら?」



言葉の裏に聞こえた台詞を口に出すと程なくして「そうだね」といつもの調子で帰ってきた



「近いうちに私たちは世界を移り変える。その時にこの畑と同じものを向こうにつくろうと思っている…あとね、一つやってみたいことができたんだ」

「やってみたいこと?」

「お菓子屋だよ」

「以前行った人里にあったあれ?」

「それと近いものではあるがね、紫からケーキという菓子があってそれを一つ頂いたのだが」

「私も丁度一つもらったわね」

「ちょっ、なにそれ聞いてない!」



チルノは丁度そのとき他の妖精の知り合いと遊んでいた気がする…皇雅のすることにタイミングを合わせるなんて意図してできるものではないがあれは確かに美味しかったわね…勿体無いと思うが言えるわけではない、明日は我が身だ



「チルノならそういうと思ったよ。材料も紫の作る世界なら楽…とは言わないが、手に入ると聞いてね?ちゃんと作り方も聞いたし一度作ったんだ」

「よかったわね、幻想郷に行く頃には食べられそうで」

「…で今の話と花の話何の関係があったの?」

「あぁ、いきなり話題を変えてすまないね。その花を使って香り付けしようって考えたんだよ。調香という事も彼女から教えてもらってね」

「花の香りのするケーキ?」

「そう、それに一度天照に食べてもらったのだが美味しそうに食べてくれてね…それで…」

「その顔が病みつきになってしまったのね」


その時のことを思い出していたのか、皇雅は口角を上げて嬉しそうに話していた。話を聞いているだけの私たちでもその時の情景を簡単に思い浮かべられた


「皇雅らしい理由だね」

「ははは、君たちに説明するのは楽でいいよ。もしも店を出したら友情価格で格安にするつもりさ」

「タダじゃないの?」

「違うわよチルノ。そこでタダにしないだけ私たちにとっての優しさも伺えるわ」

「うぇ?!なんで?」



チルノはいなかったから知らないだろうがあれは女性にとって甘い誘惑以外の何者ではない。先の話で楽ではないがと言っていたがつまりは手に入りにくいと言っているのだ。ならば値段や売れる期間も決まってしまう。それを安くしたところで値は張るだろう



「チルノはあまり気にしないかもしれないけどケーキは甘くて美味しいものなのよ」

「あぁ…そういうこと?」

「そうね、つまりはタダにしたら高い頻度で食べてしまうからそうならないようにしてくれてるのよ」

「はは…流石に説明されると恥ずかしくなるね。私もあの顔が見れるならそうしたいところだが…さすがに女性が悲しむことはさせたくないからね?でも祭り事の際には無償でふるうつもりでね、あとは試作のお菓子を作った時だね」

「その時が来るのが楽しみになってきたわね」

「風見には花の事…以外でも世話になっているからその機会は多くなりそうだね?チルノはチルノで暇つぶしに手伝ってくれると嬉しいな」

「冷やすのなら無償でやってあげる!そしたら夏でも気軽に店出せるでしょ?」



そういえば氷精だったね と皇雅は笑い、チルノは そういえばってなんだよ!? と返していた

キャラじゃないとは思うが、こんなふうに誰かと話すのはいいものね。花のこと以外でも楽しめるなんて…昔の私じゃ考えられなかったわね

そう感慨に思っていても話の花は散らない



「そうなると私も嬉しいね。これで夏でも気軽に出せるしチルノには友達が多く出来そうだからその友達も連れてきたらサービスしてあげよう」

「あら?私に友達は出来ないとでもいいたそうね?」

「いや、そういうわけではないんだ」

「ふふっ、わかってるわよ。」

「あ、」

「またなにか思いついたの?」

「最近の皇雅は思いつく量が半端ないよね…まぁいいけどさ」

「いやこれは流石に思いつきでどうにかなるものではないけど…それに風見の見聞にもよることだね」

「私の?」

「君が太陽の畑と月の畑を行き来する時間で暇がないならそのスキマを無くすか、朝は太陽の、夜は月の畑になるように境界を弄ってもらえれば私のことを手伝ってくれる時間が増えるんじゃないかなぁという浅はかな願いだよ」

「…そうね。確かにそれは私の見聞も聞かないとダメね…成長したわねぇ」



あやすようにいうがチルノも頷いているのを見れば間違いではないようだ

少し前の皇雅なら相手の意見も聞かずに提案して、実行しようとして、止められて、それもそうか。となるのが一連の動作だったがお願いするようになったのだ。この成長は嬉しいものだ。純粋無垢とまではいかないが皇雅はそれに似たものがあったのだそこはあのスキマ妖怪にも感謝すべきところだろう



「そうね、思い出がない…というわけではないけど確かにそうなると悲しいものではあるけど」

「流石に四六時中手伝ってもらうわけにはいかないし、こういうのはどう?という意見なんだ。すぐに答えは聞かないよ」

「いいえ、いいのよ?幻想的でいいんじゃない?朝と夜で変わる風景なんて」

「そう言ってもらえて嬉しいよ。あとで紫に頼んでみる…それとお店のことも」

「あたいの知り合いも屋台を出すとか言ってたから許可は出ると思うけどさ。あいつは安くしたりとかあるの?友情価格だっけ?あれで」

「いいや、安くするのは手伝ってくれたら…さ。そこは分別つけてしっかりするよさ。提案とかしてくれたら別だけどね」

「よく考えてるわね」

「でも結局日頃お世話になってる恩返しで一度無料にはするけどね」

「あ、やっぱ皇雅は甘いね」

「どこまで行っても皇雅は変わらないようで安心したわ」



誰からともなく笑顔で話は進んだ

お店の名前は?とか場所は?とかはじっくり考えるそうでまだ決まってないと言われた

でも名前を決めるときは絶対みんなで決めると言っていたからそれは安心した

彼は突拍子がない。とはいえ約束は破ったことがない。だからかもしれない



「?」



彼は眩しい…同じ妖怪とは思えないほどに。でも彼はそんなことを思っている私などお構いなしに構ってくる…それが嬉しい私だってここにいる


これからも続くであろうこの感情にどう向き直るか考えながら私はこの先生きていくだろう

そう思いながら彼と妖精との一時を楽しんだ



■  ◆  ■  ◆  ■  ◆


とても長い後書きコーナー

わたしのおはなしにでてくるおはなのおはなし(よみにくい)

それは大抵ゲームの知識だったりします

ちゃんとあとでggってますよ?メモまで作ってこんなの!って感じで。辞典とかもちゃんと運用してますよ?

なんのゲームと言われればPCゲームとしか言えませんが…詳しく言うのもアレなので…|壁|彡サッ└(○∇○;)┐<ではの


お花、いいですよねー…以前ラベンダー畑に行った時の思い出…はふぅ…いいものでした…何年前かなぁ…15は超えてるよなぁ…あのときのラベンダーアイスうまかったなぁ(結局花より団子である)


あなたの一番好きな花はなんですか?

私はラベンダーが一番ですが、藤や、朝(夕、夜)顔、紫陽花といった探せば見つかる花も好きだったりします

あまり公共の場ではしたくありませんがよく紫陽花の花色を変えて遊んだりもしました。(今思うと破天荒なことしてるなぁ)

活け花とか機会があったらしてみたいものだなぁ…処理(言いかたはアレですけど)に困るのでやりませんけど


花妖怪は幽香さんですが皇雅くんも花妖怪になってますね。主に私の個人的趣味によってですが

まぁ私は見る専なので世話ができない口だけの一般ピーポーですけども


こんど私のお世話になってるメモ帳を暴露してみたいものです

それだけで前書きにしろ後書きにしろ埋まりそうで…ネタにはなりそうでいいんですけどね(変な単語とか普通に出るので御蔵入りで結局やりはしないでしょうが)


独白とか書いているとやはり幽香さんは書きやすいなぁ

一番はそりゃ皇雅くんですけど、チルノにある妖精の純粋な気持ち(皇雅くんのせいで濁っていそうだけど)とか表現しにくいですし、紫さんになると今度は思考の難しさにより私ではきつい…いやそういうと幽香さんもですけどまだ彼女のソレは表現しやすいんですよ…(ほんとになぜスキマに皇雅様とか呼ばせたしワレ)いやぁノリって怖いもんだなぁ…やってる時はふっつうに楽しいのがイラつきます


まじこいのお話を書いていたら…アレ、これ面白いんじゃね?とか思い始めて着手しすぎてこっちが薄味になりかけたとかそんなこともあったとかなかったとか…あったんだろうなぁ

まぁネットが繋がらない間の些細な出来事の一つです。ほかにはARMDっていう学生時代に書いていたオリジナルロボ系のお話も改めて見たんですが表現は稚拙ではありましたが戦闘描写もそこそこできていたなーとか、そんなことして文章意欲に掻き立てられてこれを書いていたり。

どうでもいいお話は長くかける…いやぁ心理ですね では長文失礼しました。

無駄なお話…大好きです!おまけ大好きです!そんな私のあとがきでした

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ