間語り
新しく妖怪が出ます
コンセプトはそれだけ。
オリジナル妖怪は今のところ主人公だけです
作業中に聞いている曲は「ヒュムノス」です
あとはケルト調の曲
ファンタジー系の物語を書いているときは捗る気がします(個人差はあります)
お待たせしました 神話(新話)です
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諏訪対戦(皇雅がそう読んでいた)が終わって、やることも無いので月の畑であたい達三人はのんびりしていた
唐突に「少し、出かけるよ」とそう言って皇雅は去っていった
今更だが皇雅はやることが突拍子もない。あとあと持ってくる面倒事の多さにもだ
前回の諏訪対戦は、あたいは氷を張っただけだから疲れたりはしなかったし、幽香は不器用さも相まって面倒なことは一切しないから疲労なんて無かったろう
で、つまり何が言いたいのかと言えば皇雅は何を考えて行動してるのかと思っただけだ
どうせ何も考えてないんだろう。言葉も知らず(実際には知識はあるが意味を知らなかった)、悪く言えば常識が無いのだ。あたい(妖精)が言うのも生意気だろうが、幽香も口には出さないが似たようなことを思っているんだろう
あいつは頭がお花畑だし
…さて皇雅が何をしてくるかは知らないが、何も言わなかったと言うんならすぐに呼ばれることは無いだろう
ながながと思えば何もしなくてもいいんじゃないかということに行き着いた 後悔はしていない
とりあえず言えることは気をつけて位かな?
まぁ もう居ないから伝えるってのより願うだけだけど
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私は月の畑からだいぶ離れ木々生い茂る森に来ていた
最近…という訳ではないが視線を感じていた。最初は 気のせいだ 位にしか感じていなかったのだが諏訪対戦のときに強く感じるようになっていた
高天原に居たときは一切気にならなかったから思い過ごしではないだろう
なぜそうなるのかって? あそこは「存在を隠した妖怪」は入れないように神たちが限定させてるとか(明確な理由があれば通してもらえるらしい)
風見やチルノは私という存在もあってか、神から招かれているので問題なかったりする
高天原に行くまでは感じていた視線、高天原に行って感じなくなり、そしてまた感じるようになった。たぶん今も視線られているんだろう
さて、二人から離れて何がしたいのかというと…
「居るんだろう?…見ていないで出てきたらどうだ?幸いここには私しかいない」
反応は無い。もしかして視てはいるが声は聞こえていないのか?
なら話しかけるだけ無駄か…いっそのこと能力を使おうか……もう一度話しかけてみて反応が無かったらにしよう。
「出てこないのか?…ならどうなっても知らないからな?」
私は注意した、私は悪くない と思いつつも能力を使う。どんな能力で視線ているのかわからないから…どうしたもんか…
『左手で握り拳を作れば能力を打ち消す』…でいいかな?『範囲は私に近い一人』にすればいいか
誰だかわからないけどその姿見せてくれよ?
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妖怪は生まれるのが早くても、私よりも長生きな妖怪はいないと思っていた
とはいえ、自我をもち生まれ出ずる妖怪というのは「何時からここにいたか」だとか「私よりも先に」と言われても証明はできないだろう
妖怪は、気が付いたらそこにいた。というのが正論なのだ
だが今私の目の前にいる妖怪…この妖はいつから居たのだろう?
そう思って初めて観測つけた時から気にするようにしていた…能力を使ってまで
私の能力は『境界を操る程度の能力』だ。この能力をつかって観測ればどんなものでも気付かない
絶対の自信がある私の能力だった…
「居るんだろう?…見ていないで出てきたらどうだ?幸いここには私しかいない」
…お、おや?
あからさまに私の方を見て、この妖は話しかけている
私が能力を使っているのにもかかわらず…だ
どうしたものか と考えているとその妖はまた声を出した
「出てこないのか?…ならどうなっても知らないからな?」
…何をするつもりだろうか
興味本位で自分の格好も見ずにそこにいたこと…それが私の一番の失態だった
妖は左手を目前に持ってくるとそのまま「何か」を握りつぶすように拳を作った
ただそれだけだ その動作だけでパキッと私の世界(境界)が割れた
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握り拳を作ったら少女が現れた…いや何かおかしく聞こえるかもしれないが正直私も理解できていない(から説明はできない)
多分、彼女は妖怪だろう。それはいいのだが(よくないが)
「…寝巻き?」
「ぇ゛?!」
彼女の服は一人、部屋の中でくつろぐ時に用いるであろうそれであった
知識だけではあったが(自分を除く他二人が使ってるところを見たことがないため)あれはネグリジェというものか?
「…少し待ったら着替え終わるかな?」
「……」
「着替え終わったら話そう、自分で来れるんだろう?」
「…」
「ならここで待っているよ」
「は…い」
「急がなくていい、ゆっくり来なさい」
恥ずかしさからか彼女は耳まで赤くしつつも頷いた
能力もあってか出るつもりはなかったのだろう。それを強制的に呼んだのだ
女性というのが分かっていればもう少し言葉をかけるべきだった…迂闊…
会話を一度中断させて今まで作っていた握り拳を解く。それだけで彼女はまた消えた
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断話:とくにりゆうもないなにか
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彼女が来るのにしばらく時間はかかるだろうと勝手に思い込み、腰にある木刀を今の今まで放置していたことに気付いた皇雅はやることもないので振るうことにした
知識もなく、技量もない皇雅は荒削りではあったが真っ直ぐに振るうことが出来た
「ふっ…ふっ…ふっ…」
一薙する毎に呼気から空気が漏れる
それが今までにない運動だったために皇雅は楽しくなり無我夢中に振るう
新たな楽しみが生まれた。彼にはそれだけでこれからも続くであろう生に喜びを感じた
しかも体内から水分が出る…これが俗に言う汗かいいものだ… とか思っていたりもした。
閑話休題
一汗かいて袖で汗を拭っていたら彼女がやってきた
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「お待たせしました」
ロングスカートのドレスに身に纏い彼女は現れた
現れた場所には「眼」があった能力の一種だろうか、悪意は感じないが不気味ではあった
…とっそういえば名前も名乗っていなかったことに気付き直様言う
「先程はすまなかった。私の名前は皇雅、全ての生を愛する妖」
「私の名は八雲 紫ですわ…どうぞ私のことは紫とお呼びください、日本最古の妖さん」
「日本最古?私がか?」
紫は一瞬きょとんとした顔になると直様苦笑する
「知らなかったのですね…詮無き事だと思いますが、少なくともこの辺りの妖からはそう呼ばれていますよ?曰く『神に等しい妖』曰く『一人一種族』曰く『高天原に往来する妖』曰く『日本一変わり者の妖』と先ほどの『日本最古の妖』です。先程離れた時に調べました」
「日本に最初にきた妖という点ではそうだろうね…そうか…私はやはり変わり者なのだね」
「えぇ…それと今日私がここにきた理由なのですが…」
「何か願い事かな?」
言いにくそうに渋る紫に一声かける
眉がピクリと反応し肯定するように彼女は頷く
「未だ正確なことは言えませんが、私は世界を創ろうとしています」
「…ほう」
「その世界を創る時に…いえ創った後でも守護して欲しいのです」
「どういう世界なのか…それくらいは聞けるかな?」
「…今人類は妖以上に強くになりつつあります、それにより妖…いえ神でさえも存在が危ぶまれています…今は問題ありませんがあと数百年後には…」
「把握した…君も変わり者だね」
「…」
「協力しよう」
「!…ありがとうございます」
説明の途中で割り込んでしまったが彼女の言いたいことを理解した私は協力する旨を示した
変わり者(私)は変わり者(紫)同士、仲良くしようじゃないか
要は神であれば信仰が、妖であれば畏れが年々薄れているのを危惧して彼女は世界を創ると言っているのだ
少なからず私も思っていた。気のせいだと思えるほどではあったが
「さて、私は何をすればいい?」
「いえ!直ぐにというわけではありません。世界を創る型と制約(契約)については私が何とかします…なので貴方には先程にも言いましたが守護をして欲しいのです」
「…なるほど外敵か」
「その通りです皇雅様」
「おうが…さま?そんな大層な者ではないのだが…」
「いえ、そんなことはありません。それに私はあなたに頼んでいる者です、そう呼ばさせてください」
彼女の目は「変える気はありません」と語っていた。何を言っても聞かない目だろう…(実際に天照がそうだった)仕方がないと思い承諾した
「次から私に会うときは気兼ねなく話しかけてくれ…私一人に言いたいことなら今日の様に一人になる機会を設けるからその時に」
「わかりました」
「私の友人にもその世界のことを話そう…名前は決まっているのか?」
「はい、その世界の名前は…」
彼女は世界の名前を告げ境界(彼女の能力だそうな)で帰っていった
チルノ達に協力してもらうため月の畑に帰るときの私の足取りは軽く付くのはあっという間だった
彼女が言っていた世界
それはすべての幻想を守る非常識の為の世界
いつか住むであろう私たちの世界を夢見て、今日の出来事を友人たちにそれを報告しに行くのだった
幻想郷それがその世界の名前
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原作はーいつ始めるのかー楽しみですー幾年月で済ますのもーありかもー?(棒)
皇雅くんの能力は「可能性」ですので 大雑把なのはあまりできないのです 本人がもともと秘めているものなら大雑把でいけますけど
紫さんの能力は実際には違うんでしょうけど、こう解釈しました
時を経て変わるんだと思っといてください いっつめいびー
紫さんの二人称が名前呼びらしいのですがどう呼ばせたものか
とりあえず彼女は礼儀正しそうなので敬わせてみよう
あれなんか怪しい女性になってしまった …なんでさ
オリジナル要素は少ないほうが好まれますよね?
どうなんでしょう
大丈夫そうなら一人出したいなぁと思うけど結局出さないんだろうなぁ
断話なるものを入れてみました どうでしょう?今度から思いつき次第入れるつもりです
夢オチになる「こうなっていたかも」という御蔵入りな文もいれれたらなぁ。って思ってます
独学でなんとか辞書登録しました
なんとかなるもんですね 時間はかかりましたが
皇雅くんの自称がだいぶ変換されてますが意味は同じなので今後も変わるかも
今更ながらご都合主義な小説でなおかつ書く日にちが離れたりもしてるのでところどころ文が意味不明になっております
個人の性格であり、思いであり、いろいろなところに意味不明な点があります
ご不便なところが多々ありますが何卒ご容赦を
長文失礼しました




