昔語り
その昔、神々によって大地が創られた
大地が創られ、海が創られ、命が創られた
神々の住む高天原で最高神である天照大神には友がいた
その名は皇雅、かの者は天照大神の友であり、妖であった
皇雅は妖にしては奇異で人が好きな妖怪として有名であった
神、妖、人 全てが平等で全てが仲良く過ごす世界を夢見て大地を造らせた
その世界を旅して生けとし生けるもの全てに生きる術を教えるのだと
その話を聞いたのは天照大神が初めであり、のちに告げられた存在はなかった
皇雅が奇異の存在である理由は他にもあり、
唯一高天原に行き来する妖
唯一無二の妖
妖であるならば相手にしてはいけない。とまで言われた者である
そもそも妖とは時を過ごす年月が多ければ多いほどに強さが変わるのだが
皇雅にそれを聞くのも可笑しいのである
生まれたのが世界が創られる前であり、彼の生まれた畏怖の出処が天照大神の畏怖であるのが最大の理由でもある
(故に造られてから生まれた妖達では全く歯が立たないのである)
世界が造られてから時が廻り伊弉諾が日本を作った
物語は伊弉諾が作ったとされる日本から始まる
展開とか何も考えずに書いてます
更新遅めだと思います