第20話 龍&聖獣2人とのゆるふわ日常スタート
女神実体化の余韻が残る穏やかな朝、辺境の家は静かで温かい空気に満ちていた。
キツネビが狐耳をピクピクさせながら庭で尻尾をゆらゆら揺らし、朝の陽光を浴びてのんびりしている。
ミズナは池のような水溜まりに浸かり、尾びれをパタパタさせて水面を優しく波立たせていた。
ヴォル爺は屋敷横で巨大な体を横たえ、金色の瞳を半分閉じて満足げに息を吐いている。
俺はキッチンで朝ごはんの準備をしながら、脳内リリと会話をしていた。
「ユウマくん、ええ日常やね~! 温泉騒動も女神様パーティーも終わって、みんなの絆が深まったわ! 今日はゆるふわ日常回や! キツネビちゃんとミズナちゃんに朝ごはん作ってあげて! 龍様も一緒に食べて、ゆっくり過ごそう~! あたしもこの穏やかさが好きやで……次はドラゴン娘が来る気配が……遠くから翼の影が見えてるかもや!」
リリが優しく話す。
「布石って……また何か来るのか?」
「自然に起きるんや! ほら、今日の朝ごはんはみんなの好みを考えて! キツネビちゃんは甘いもの、ミズナちゃんは海鮮風、龍様は肉多めで!」
朝ごはんの準備が整い、みんなを庭に呼んだ。
キツネビが狐耳を立てて喜んだ。
「朝ごはん~! 今日も翻訳家さんのご飯楽しみです~! 龍様も一緒に食べましょう~! 甘いパンケーキがいいです~!」
ミズナが尾びれをパタパタさせて近づき、鱗をキラキラさせながら言った。
「私の海の朝ごはん……! 海鮮の味がするご飯がいいです~! みんなと一緒に食べるともっと美味しいです~!」
花音がポニーテールを揺らして駆けつけた。
「ユウマ! おはよ~! 女神様の余韻まだ残ってるよね! 私、昨日からずっと女神様のこと考えてたよ! 可愛かった~! 今日も一緒にご飯食べよう! 私、みんなの好みに合わせて手伝うよ!」
ヴォル爺がゆっくりと体を起こし、低く言った。
「……ふむ。
賑やかじゃのう……
わしは幸せじゃ。」
みんなが庭のテーブルを囲み、ゆるふわとした朝ごはんタイムが始まった。
キツネビがパンケーキにシロップをかけて狐耳をぴょこぴょこ動かしながら食べ、尻尾を幸せそうに振る。
「甘くておいしいです~! 翻訳家さん、ありがとうです~! 龍様にも少し分けましょう~!」
ミズナが海鮮風のスープを飲んで尾びれをパタパタさせて喜ぶ。
「海の味がする……! みんなと一緒に食べると、心が温かくなります~!」
花音が俺の隣で笑いながら言った。
「ユウマ、みんなの顔見てると幸せだね! 私も毎日ここに来てよかった! 龍様も、キツネビちゃんも、ミズナちゃんも……みんな家族みたい!」
ヴォル爺がゆっくりと肉を食べ、低く満足げに唸った。
「……ふむ。
この味……この賑やかさ……
わしはここに居て良かったのう。」
みんなが笑い合い、朝陽が庭を優しく照らす。
ゆるふわとした時間が流れ、辺境の日常は穏やかで温かいものになっていた。
リリが脳内で優しく囁いた。
「ユウマくん、ええ日常やね~! これでハーレム安定や!
みんなの絆が深まって、龍様も幸せそう……
次はドラゴン娘が来るで……遠くから気配が……楽しみやな~♡」
遠くの空に、かすかな翼の影が一瞬見えた気がした。
それは、まだ小さな気配。
辺境の日常は、ゆるふわと穏やかに続きながら、少しずつ新しい風を呼び寄せていく。
不遇職の翻訳家生活は、温かく、賑やかで、未来への期待に満ちていた。




