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萌「れ…れ…連絡しないでください…」
拓真は萌のその一言と表情で
親との関係がうまくいっていないんだと察する
拓真「帰りたくないのか?」
拓真の質問に萌は黙ってうなずく
拓真「なら…家に来い」
萌「……?」
拓真「帰りたくないんだろ?
だったら家に来ればいい
部屋は余ってるから」
萌「い…い…良いんですか?」
拓真「あぁ」
秘書は拓真のことをにこやかな
顔で見ている
(秘書side)
思い出します…拓真さんと出会った日のことを…
逞しくなりましたね…
〜回想〜
秘書「拓真様、本当にもうあの家には
帰られないのですか?」
拓真「あぁ…今は帰れない…
会社を大きくするまではな。
一緒にやってくれるか?」
秘書「もちろんでございます」