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食事しながら拓真は萌に聞く。
拓真「今日1日初めての仕事はどうだった?」
萌は必死になってまとめたノートをぱらぱらと
めくる。
萌「覚えることがたくさんあって
この先やっていけるか不安…」
パソコンも覚えなきゃいけないし、電話対応だって
あるし、スケジュール管理も…あたしにできるかな…
そう考えると益々不安になってくる。
その顔を見た拓真は、「まだ初日だぞ?大丈夫だよ。
最初は誰だって不安だ」
そう声を掛けるが「うん……」萌の顔は暗いままだ。
拓真「とりあえず食べよう。
食べれば元気出るさ」
机の上にノートを置き食べ始める萌。
萌「これ美味しいッ」萌の顔が少し明るくなる
拓真「だろ?茄子とピーマンの味噌炒め的な感じ?」
得意げな顔をする拓真、、萌「拓真って本当料理上手だよね!」
拓真「そうか?別にそんなことないけど!」
萌「そんなことあるよ!あるもので何でもパパっと
作っちゃうし。家もきれいだし、
それに社長だし…」
拓真「社長は関係ねーだろ?
親が社長だったから、流れ的にそうなった
だけで運命みたいなもんだよ。」
「萌!」
萌「………?」
拓真「そんな暗い顔すんな!
お前ならやれるよ。自分を信じろ!
最高の秘書になって俺の隣にいてくれよ」
拓真にそう言われると自分はやれる気がする。
なんでかな…好きな人から言われる言葉は偉大だ。
萌はそう思った。
萌「うん!頑張る!あたしならできる!」
フッと笑った拓真は「そうだ!その調子だ」そう言って
萌の頭を撫でた。




