018
あとは…スーツ用の靴を買わなくちゃだな
拓真「靴はどれにする?」
萌「うーん…」悩みながら周りを見渡すと
とある靴が目に入る。
萌の視線の先を拓真も追っていくと
「これか?」と花柄が入ってる靴を手に取る
萌「派手かな?」
拓真「ぜんっぜん!俺の秘書なんだから
このくらいの方がちょうどいいよ!
ほらッ履いてみたら?」
萌の足元に靴を差し出す拓真は「はい、シンデレラ」とカッコつけて言った。
萌「だからそうゆうのやめて!
自分一人で履けるから」
拓真から靴をひったくるように取った萌は
靴を履き鏡の前に行く。
拓真「ばっちりじゃん!」萌の後ろから鏡を覗き込んだ拓真は鏡越しにグーサインを出した。
買い物を終えた二人はカフェに寄ることに、、
「お待たせいたしました。
アイスコーヒーです」
店員さんが2人分のアイスコーヒーを机の上に置く
店員さんが戻ると「アイスコーヒーなんか
飲めるのか?」と拓真が萌に聞く
萌「飲めるよ!もう大人だもん」
拓真「こないだ高校卒業したばっかだろ?
まだガキだろ」
そう言われた萌はムッとしながらコーヒーを
一口飲む
苦そうな顔をした萌を見た拓真は
やっぱり飲めねぇんじゃねーかと思ったがそれは
口には出さなかった
その代わりに「そんなに背伸びしなくていいんだよ」と言った。
萌「?背伸び?どう言う意味?」
意味わかってねーのかよ。
無理に俺に合わせる必要はないんだよ。
お前はお前らしく…それが一番だ…
拓真「何でもねぇ。
なんか腹減ったな。何か食べるか?」
萌はメニューを見ながら考え、パンケーキを
食べたいなぁと思ったが
これどのくらいの大きさなんだろ…
写真と実物違う時あるんだよなぁ。
食べきれるかな。
萌の顔で何かを察した拓真は「半分ずつ食べるか?」
と聞いた。
萌「え?」
拓真「パンケーキ食べたいんだろ?
そう顔に書いてある。でも食べきれるかなぁ
とかそんなこと考えてたんだろ?」
萌「なんで分かったの?」
拓真「俺は社長だから」
萌「それはちょっと意味分かんないけど。
でもありがと」
拓真「俺はハンバーグ頼むから
半分食べてくれよな」
萌「ふふっ、うん!」