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拓真は電話をかける

拓真「あいつのこと任せていいか?」

秘書「今、広場の噴水の前のベンチに

   座ってらっしゃいます。

   本当に宜しいんですか?

   自分の気持ちを伝えなくて」

拓真「……?」

秘書「拓真さんも萌さんの事が好きなんですよね?

   私には分かります。 

   拓真さんとずっと一緒に行動していますから」

  「拓真さんは絵美さんとの結婚を本当に

   望んでいるんですか?

   親が勝手に決めただけのことでは?」

拓真「だけど…俺は」

秘書「言いたいことがあるなら

   言わないと伝わりませんよ?」

拓真「!?」

秘書「萌さんには今日はホテルにでも

   泊まってもらいます。

   では、おやすみなさい」

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