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三日坊主とユリノキ公園

作者: 蝶屋 綺羅

冬の朝早く、恵は今日も走る。

檸檬色の温かい日の光が差す公園で、ユリノキが小さい種を付けて冷たい風を受けていた。

恵が走る公園は、そのユリノキが沢山植え付けられていた。

5月には、素晴らしく美しい黄色の花を咲かせる。


恵は三日坊主で、ジョギングを始める頃には「どうせすぐ諦めるだろう」と思っていたが、何故かジョギングは続いて、もう3ヶ月も経つ。

恵は三日坊主を克服できたのかと思い、楽しくなって明日からは、別の公園に行くことにした。


      一週間後


別の公園に行くようになってからは、恵はもうジョギングへ行かなくなってしまった。

三日坊主を治すためにもう一度ジョギングに行くことにする。

「うぅ、久しぶりに来たけどやっぱ寒いなぁ〜。」

でも、朝寝起きの悪い恵でもなんだかユリノキ公園に吸い込まれて行くような気がしているのだ。

ユリノキ公園はずっとユリノキを見ていると、なんだか天使の歌声が聞こえて来るように感じるのだった。



何故だろう。何故かまた、恵はずっと走り続けている。



ユリノキ公園は、なんだか不思議だなぁ…

そう思いながら、恵はずっとユリノキ公園を駆けている。

なんだか、ユリノキの種がちりんちりんと鈴がなるように笑っているようだった。


でも、それ以外のことは2日も続かなかったんだって。

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