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時花神(はやりかみ)  作者: 月風テフカ
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プロローグ

プロローグ

「どうしてそうなるのか。」

科学者はそれを追求し、自然法則を一般化しようと勤しんでいる。

「なぜ?」

という疑問だけでその法則を解明し生活の向上に利用するのは人間の習性だろう。

万有引力を発見したアイザック・ニュートンもりんごが木から落ちることに疑問を感じたところから始まっている。


しかし、普通の人間は疑問だけで追求まではしない。

「そういうものなんだ。」

と納得しその事象を利用しようと考える。あるいは日常的な事象過ぎて疑問に思うことはない。

りんごが木から落ちる理由はわからないが、りんごは木から落ちるものだから。


仮に普通の人間が新しい事象を発見したとしても、

「それができたのだからきっと正しい」と納得する。

科学者ができないというならば、それは人類科学がいまだ観測したことがないからにすぎない。

案外、普通の人々が当たり前に思っていることでも、科学では説明できない不思議がたくさんあるのかもしれない。


だからこれからやろうとしてることも、きっとできるはずだ。

自然法則なんて詳しくはわからなくても、できたのならばそれが正しいのである。

科学的ではなくても成功すれば世界の法則に則っている証明になる。


そんな不安を抱えつつ、扉を閉める。

一人サイズのカプセルは閉扉とともに起動した。

カプセル内は発光をしだし、全身が光に包まれた。

カプセルは運転を加速し、光が体内までに侵食し始める。

その頃にはすでに意識を手放していた。



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