表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
未定調和  作者: Rimelu
1/3

現段階

隠れ家をイメージしたようなこじんまりとした居酒屋には、グループ向けの座席の他に4人分のカウンター席がある。

仕事終わりにここのカウンターで週末を過ごすのが、私の最近の習慣になっている。

注文した煮魚を食べていた時、私の耳に入ってきたのは、何らかのサプライズに成功したらしい男性たちの喜びの声。

たまたま居合わせたのであろう周囲の客も、拍手をして場を盛り上げている。

私は雰囲気に合わせて祝福出来るような気分ではなく、その一員になることが出来なかった。

幸いにも、私の方が店の出入口寄りに座っていたためそっと席を立ち、会計を済ませた。

空気の澄んだ寒い夜だった。

どこからか響いてくる夜間工事の音が耳に染みて脳内にじわりと広がったような気がした。

さっきのが聞き間違いだと良い。

もう間もなく天気が荒れることは、今日は考えたくもなかった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ