表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/40

オーパーツ

会話のみ。

「こちらは時代錯誤遺物オーパーツの中でも有名な、中南米で出土されたと言われている水晶髑髏クリスタルスカルです」


「イギリス人のヘッジス氏がベリーズで発見したものですね」


「さすがにお詳しい。ではこちらは如何ですか?」


「これは……まさかネブラ・ディスク! 人類最古の天文盤です。まさかここまで再現できるなんて!」


「我々は普段歴史的遺産の修繕活動をしておりますが、特に『オーパーツ復元』には力を入れているのです。貴女のような研究家にならこの価値を分かっていただけるかと」


「ええ、分かりますとも! 少しずつ人類の歴史を辿っていけば、いつか歴史的空白と言われる二十世紀から二十一世紀のことが解明できると思うんです」


「そう、そしてその人類史から消失した時代の遺物がこちらに」


「これは……? 妙に硬質な素材で作られた箱だな」


「これは『電子レンジ』といい、中に入れたものをマイクロ波で温めることができます」


「な、なんだって!? 何という技術なんだ……」


「そしてこちら」


「これは手のひらサイズの……板のようですが」


「『スマートフォン』という遺物です。世界中の人と意思疎通が図れたという代物ですよ」


「信じられない! 一体失われた時代には何があったというんです。過去のことだというのに、まるで遥か未来の話のようだ!」


「一説によると、技術が発達するにつれ人間が怠惰になったのを嘆いた神が地上に罰を与え、文明レベルが著しく下がったのだそうです。未来の話というのはあながち間違ってはいないかもしれないですね」


「では、このままだと我々にも罰が下ると」


「怠惰であれば、ね」


「ふふ、面白い仮説ですね! あっあれは何ですか?」


「あれは『 』という、二十一世紀末に作られた遺物です。あれのせいで人間が働かなくなり、神の怒りを買ったとも言われています」


「へえ……動かせますか?」


「神がお許しになるのであれば」


「なるほど」

終末後の世界。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ