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流浪の遊び人 *王道少年漫画風・お下劣ファンタジー*  作者: 紅山 槙
episode2 狩人たちは遊び人といつしかの旅路を進む(全22話)
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ⅩⅧ_自業


『死神を召喚する男など、神になれるわけがない!』


『神殺しの怪魔を連れた異端め!』


『早く出ていけ! この"怪魔憑き"め!!』


『何故能力の代償に怪魔が現れる!!』


『お前も怪魔じゃないのか!?』


『……スロス。もうやめなよ――――君の信念は十分に分かった。でも、その力は、君を苦しめるだけだ』


 シニガミと俺の実力は同レベル。


 なら、俺より強い人がシニガミを相手にすればいいんじゃないか?

誰かに助けを求めて、守ってもらえばいいんじゃないか?


 考えたことはある。


 だが、そううまくはいかないように、俺の不運(シニガミ)はできているらしい。


 ……"即死の術"。


 大鎌の刃が纏う黒い炎。あれにかすり傷をつけられただけで絶命する。"死神"の名に相応しい、怪魔の術だ。


 だから、シニガミには誰も勝てない。

俺より強い人を盾にしても敵わないのだ。


 助けを叫ぶことができない。助けを呼ぶことが怖い。


 自分の不運に巻き込んでしまうんじゃないかって恐怖と、いつかは見捨てられるんじゃないかって怯える本音。俺に関わって犠牲になった命がたくさんあるから。


 俺の、せいだから。


 不運(シニガミ)は、何処までも俺を追ってくる。



あと2話で、ep2は閉幕となります。

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