二十八日目
「どうしたの?」
私が女性徒に尋ねる。
金髪でブルーの目をした少女は、笑って、私に紙袋を渡す。
「はい、プレゼント」
「ありがとう」
私は微笑み返す。
-ジリリリ。
「夢か」
私は時計を止める。
先生になっている夢を見た。
時刻は、午前11時45分。
昨日は、遅くまで、ゲームをやっていた。
夜食を食べて、朝3時までやっていたので、この時間に起きる事にしたのだ。
「ふぁ」
私は欠伸をする。
夜ふかしなんて、初めてした。
大晦日も、テレビ録画して、10時に寝てしまう口なので、まだ眠い。
夜ふかしは、もうしないと決めた。
美容の対敵だしね。昨日は、ゲームに夢中になってしまったが、今日は、9時に寝て、明日は、6時に起きよう。
そう決めて、私はブランチを食べに、走って、Cafe LuCkyへと向かった。
「おめでとう」
扉を開けると、クラッカーに出迎えられた。
「へ?」
私があっけにとられて、紙まみれになる。
気がつけば、お父さん、お母さん、菫、百合子、奈緒、洋がいた。
「今日、お誕生日でしょ」
そうだった。すっかり忘れていた。
お母さんが私にプレゼントを渡す。
「ありがと」
私は、ラッピングされたプレゼントを受け取る。
「お父さんも飾り付け手伝ったんだぞ」
見ると、店内は、飾り付けで埋め尽くすされ、壁には、HAPPY BIRTHDAYの文字が貼られていた。
「今日は、貸し切りです」
ルベルが大きなショートケーキを持って来た。
蝋燭に火をつけて、電気を消すルベル。
「Happy birthday to you…」
歌を歌い出す皆。
「Happy birthday dear 蓮華♪」
私が19本の蝋燭を吹く。
やった、全部消えた。
ルベルが電気を点けた。
その後、8つに切り分けるルベル。
ショートケーキは、とても、美味しかった。
私のブランチは、オムライスとサラダ。
オムライスは、私の大好物だ。
味はやっぱり三つ星シェフなみ。
あっという間にたいらげてしまった。
「プレゼント開けてみて。お父さんと一緒に選んだの」
お母さんが言う。
プレゼントを開けてみる私。
中には、新しい機種のゲーム器が入っていた。
「嬉しい。テレビ見て欲しいと思っていたんだ」
これで、新しいジャンのゲームが買える。
菫達からも、順にプレゼントを貰った。
菫からは、イヤリング。百合子からは、ジャンのネクタイ。奈緒からは、お洒落な傘。洋からは、羽ペン。
皆私が欲しかった物だ。
「皆、ありがとう」
私は感極まって、並んでいる皆を抱くように、菫と洋の肩を抱いた。




