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第1話

はじめまして。

初めて小説を書いてみることにしました。

王道でありきたりな展開+文章がおかしいところが出てくるかもしれませんが、生暖かい目で見守って下さい。

明るい空の下、晴れ渡った雲ひとつない暖かな昼下がり。

豪華な屋敷の裏庭の広い一角。


いかにも怪しい魔法円らしきもののそばに

ぶつぶつと何かををつぶやく若い女性が一人立っている。

周りにはそこそこ大きい池と、葉の生い茂った木々が鬱蒼と生えていてるが

他の人の気配は感じられない。


「私に似てるこ…!」


女性がそう叫んだ瞬間、魔法円から光があふれ出し……消えた。

元から何もなかったかのように。


「……あれ?」

女性は不思議そうに円を覗き込んだが、何も変化はない。

「………そんな!!失敗するなんて、ありえないーー!!!」

そう叫ぶも、その声は空に吸い込まれていく。

呪文は完璧!何も間違えたところなんてないのに…とぶつぶつ言いながら、

足元にお置いてあったいかにも怪しげな本を開いて読み始めた。


と、その時

ざっぱーーーーーーーーーーーんっ!!


いい音が、あたりに響き渡った。







今日も甘い1日が終わった。

甘いといっても空気ではなく、食べるほうだけど。

だからと言って食べている訳ではない。私はもっぱら作るほう。

食べるのも大好きだけどもね!お菓子を食べてるときは幸せな気分でいられるもの。


今日の出来は良かったな〜と思いつつ、

お風呂にゆっくり浸かって疲れを癒しているのは

水瀬(みなせ)ゆこ、20歳。

生まれた時から変わらない茶色の目に、自慢の茶色の髪は背中あたりの長さ。

日本人の割には色素の薄い髪と目の色は小さな頃は嫌だったけれど、今は満足している。

柔らかくてツヤツヤな髪質は唯一自慢できるところだとも思っている。

仕事は今のところパティシエ見習いで2年目の春に入ったばかり。

毎日甘い時間を楽しみながら仕事をしているところ。


明日は日曜で仕事も休み…楽しみにしていたイベントがある日!

前々から楽しみにしていた日をわくわくしない人はいないよね?

私の今の心境もそう、楽しみ!ワクワクドキドキ!!


今年に入ってからは2回目…2ヶ月ぶりに会う(見る)お方の事を考えると……

「きゃーーーーーーっ!!」

ばしゃばしゃと湯船のお湯を叩きながらのはしゃぎよう。

あのお方=大好きな声優さん=きらさん!

そう、私は世にいう隠れオタク。

メイン属性(?)は声オタになるんじゃないかな。

オタ女性に多い腐には興味がなくて、どっちかというと普通のラノベやゲームが好き!そんな声オタ。


「は〜〜あと数時間後には…会えるーー!あの美声とお姿…はぅぅ……っと。」

今日のお風呂は気合を入れて綺麗にするため、長く入っていたおかげで頭がくらくらしてきた。

そろそろ上がらないとのぼせちゃうなー

と思い、湯船から上り風呂場内においてあったバスタオルに手をのばして体に巻きつける。

くらくら回る視界を感じながら、ヤバイと思いつつ

風呂場と部屋を繋ぐ扉を開け、いつものように片足を踏み出した瞬間

「…はれ?」

と奇妙な声を出したままかたむき、すとーーんと体が落ち始めた。

バスタオル一枚まとった姿のまま。


扉の向こうは、晴れ渡った青空が現れていたのに

くらくらぼーっの思考力では、そのおかしな風景に気が付くことが出来なかった。




のぼせて頭がおかしくなったのか、それとも湯船で寝てしまい夢でも見ているのか…

と思いつつ、この落下する感覚はおかしい。

まだぼーーとする頭で何気なく下をみると、広い庭に屋敷、真下に池らしきものが見える。


…このまま行くと私は池に落ちる…?

「えええええええええっっ」

風呂を出たら、落下してるってなに?!

夢見てるの?!

というか、まだ死にたくないよーー!!明日はイベントなのに!!!きらさん!!!

と、口には出せないまま心の中で叫んでいるうちに、池まであと数メートル。


せっせめてバスタオルをしっかり握っていないとっっ、裸なんて嫌だよ!!

と、妙に冷静な事を考え、ひしっとタオルを握りなおした所で池に到達。


ざっぱーーーーーーーーーーーんっ!!

いい音が、あたりに響き渡った。




「やったーーーーーー!!やっぱり私に失敗なんてないのよ!成功成功♪」

明るい自信たっぷりな若い女性の声が聞えたので前を見てみて…驚いた、声も出ないほどに。

駆け寄ってくる女性が、私と同じ顔だなんて!!


信じられない…まだ夢の中?

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