Ⅵ
『今日、お前の弟子に会った』
黒犬が宮廷魔法使いとして働き始めた日の夜、数年ぶりに、彼が私の目の前に現れた。
私が宮廷魔法使いを辞めた日以来、彼とは勿論会っていないし、連絡も取らなかった。黒犬がそっちの世界に関わらないようにする為、私はあの日から、彼との関わりを断ったつもりだった。
彼も私の気持ちを知ってか、私の前に姿を現すことはなかった。とは言え、あの子がそっちの世界に踏み込んでしまったのだから、彼が私の前に現れても、追い出す理由はない。
どちらにしろ、彼は私のもう一人の師匠と言える存在でもあるので、邪険に扱うことはできない。
『すれることもなく、よくあそこまで真っ直ぐに育ったものだな。魔法使いとしては珍しい人種だと思わないか?』
彼は目を細めてこちらを見て、
『そう、あの時の“蒼狐”のように………』
私はその言葉を聞いた瞬間、彼を睨みつける。
この男はあいつを破滅に導いた元凶の一人でもある。彼ほど、ひねくれた魔法使いはそうはいない。
―弱者はこの世にはいらない。真の強者だけが生きていけばいい―
極端な弱肉強食主義で、自分の思い通りに動かない者は誰であろうと排除しようとする。この国を本当に支配しているのは王家の人間ではない。この男だ。
恐らく、彼はこの世に現存する最強の魔法使いであることは間違いない。
私は勿論、あの“蒼狐”ですら、彼の足元にも及ばない。この男ほど神に愛された人間はいないだろう。奇跡や幸せを呼びよせてしまうあの少女を除けば………。
『………あいつに何を言ったかは知りませんが。もしあいつを傷つけることがあったら、貴方だって、許しませんよ』
あの少年は私にとって唯一の希望である存在だ。あの少年が幸せになることが今の私の望み。私がどうなろうと、あの少年だけは何としてでも守らなければならない。
それがあいつを救ってあげることが出来なかった私に対しての贖罪の道だから。
『………ふん。あいつが下手な行動に出ない限りは何もするつもりはない。あいつはあの“蒼狐”以来の逸材だからな。じっくりと待つつもりだ。そう、実が熟すまでな』
彼は口を歪ませてそう言ってくる。流石の私も恐怖で足が竦んだ。
彼はあの少年をあいつと同じ目に遭わせようとしている。もしそんなことになったら、心優しいあの少年はあいつのように喰われてしまう。もうあのようなことは二度と引き起こしてはいけない。
だが、私は手を出すことは許されない。私が介入すれば、彼は私を敵と見なし、排除しようとするだろう。
おそらく、彼が私の前に姿を現したのも、牽制する為だろう。
『………お前は昔から賢かったから、無駄な行動をすることはないということは分かっている。ただ、一つだけ解せないことがある』
彼はそう言って、私の方を見て、
『何故、あの小娘を宮廷騎士にした?あの小娘を入れることによって、お前に何のメリットがある?』
そんなことを尋ねてくる。
青い瞳と青い髪を持った中性的な顔立ちを持つ、神秘的な雰囲気を醸し出す不思議の少女。あの少女のことは私もいまいち分からない。
彼女は八年前、コンビクトからあの少年の故郷にやってきて、あの少年の原動力にもなっている存在。全ての人間に幸せを与えることを生きがいにしており、いろいろなところでトラブルを引き起こしている。
私の大切な弟子を巻き込んだ挙句、大怪我を負わせるあの少女を快く思っていない。事実、あの少女に会った当初は毛嫌いしていた。
あの少年をかつてのあいつと重ねてしまったように、あの少女をかつての私と重ねてしまったから。だから、あの少女は彼女をあの少年に近づけてはいけない、と。本能的に分かっていた。私はあの少女を排除しようとした。だが、できなかった。
―私が彼の前から消えたら、彼は幸せになりますか?貴女は幸せになるのですか?―
そう、彼女は尋ねてきた。
その時、私は悟った。彼女はあらゆる意味で、全ての人の幸せを願っており、自分が消えることによって、あの少年が幸せになるのなら、間違いなく、喜んで姿を消しただろう。
自分と似ている少女だが、自分とは全く異なる考えを持っていた。だから、その時、あの少女に希望を抱いてしまった。この少女なら、あいつが進むことが出来なかった道を、あの少年に歩ませることができるのではないか、と。
あの時、あの少年の宮廷魔法使いの推薦を貰った時、あの少女なら、正しい方向へと導いてくれると信じ、あの少女を宮廷騎士にするよう頼んだのだ。
『………メリットならありますよ』
私がそう言うと、案の定、彼は怪訝そうにこちらを見る。
私の願いはあの少年が幸せになること。そして、彼女は青い鳥。
だから、きっと、彼女なら、あの少年に幸せを運んでくれると信じている。それしか、私は出来ないから。
***
翌日の朝、コンコンと扉を叩く音で、俺は眠りから覚めることとなった。眠気眼を擦り、ノロノロとした足取りで扉を開けると、何故か、白フードの男黒龍さんが目の前に立っていた。その所為で、眠りを誘っていた睡魔が一瞬にして吹き飛んだ。
「………お早うございます」
「確かに、お早うだが、てめえは目上にパジャマ姿で対応するように躾けられたのか?」
黒龍さんがそんなことを言ってくる。
「………すみません。着替えてくるので、少し時間を下さい」
俺はそう断ってから、一度扉を閉める。何故、彼が俺の部屋に来たのか分からなかったが、これ以上彼を待たせると、何を言ってくるのか想像できないので、出来るだけ早く宮廷魔法使いのローブに着替えて、再び扉を開ける。
すると、彼は「付いてこい」とだけ言って、歩き始めた。俺は目的地が分からないまま、彼の後を追うと、そこは食堂だった。
昨日、青い鳥がわざわざ俺の部屋まで運んでくれたお陰で、食堂に行くことはなかった。ここには宮廷騎士や宮廷魔法使いの他に、軍服に身を包んだ兵士や軍医の姿まである。
どうやら、ここは城で働く全ての人達が利用する大食堂のようだ。
「ここは見ての通り、食堂だ。宮廷騎士や宮廷魔法使い以外にも、軍に所属する兵士や魔法使いと言った連中も利用する。ここで騒動を起こしたら面倒だから、起こすなよ?起こしたら、俺が天罰を加えるからな」
彼はドスを利かせながら、そう脅す。
「………はい、出来るだけ善処はしてみます」
自分からそんな馬鹿げたことをしでかそうなどとは思わない。
「分かればいい。今日から一週間はお前の頭に城でのマナーや礼儀を叩きこむ。それが出来たら、仕事やら、修行やらを本格的に始めるからな」
“仕事”と言う単語に、俺は無意識的に顔を強張らせる。俺の残された猶予期間は一週間しか残されていないようである。
「そんな顔をしなくてもいい。仕事とは言っても、最初から裏の仕事をさせるつもりはない。最初は王族の餓鬼の家庭教師を務めたり、王族の行事に出たりと言った仕事から始める」
まあ、お前が実践で使えるくらいのレベルだと判断したら、その時から使われるだろうとは思うがな、と、彼は言ってくる。
「礼儀やマナーを叩きこむと言っていましたが、黒龍さんが教えてくれるんですか?」
俺がそう尋ねると、彼は怪訝そうな様子を見せる。
「誰がそんな面倒なことをする?もともと、そう言うものは好かない。そう言ったものが大好きな貴族出身の奴らに任せるに決まっているだろうが?まあ、お前に訓練を施す時は流石に、俺がしなければならないだろうがな。とにかく、今はお前の面倒を見る宮廷魔法使いのところへ案内する。付いて来い」
彼はそれだけ言うと、食堂の中へ入っていく。すると、ヒソヒソ声があちらこちらから聞こえ、彼の方に視線が集まる。そして、俺の方には奇異と嫉妬が交じり合った視線が送られる。
彼は人々から畏怖と尊敬の眼差しで見られるほどの最強と名高い魔法使いであり、俺は昨日入ったばかりの宮廷魔法使いである。そんな目で見られても、おかしくはない。
俺が彼の後へと付いていこうとした瞬間、バシャッと冷たい何かが髪やフードにかかる。
「………すみません。手が滑ってしまったもので」
ニヤニヤと笑みを浮かべながら、アッシュブラウンの髪をした青年がそんなことを言ってくる。
彼は宮廷魔法使いの指定のフードを着ていたので、俺と同じ宮廷魔法使いであることは窺える。彼の身に付けているものはどれも高価なもので、それは貴族出であることを証明している。
彼の態度からして、飲み物を掛けたのは過失ではなく、故意であることが分かる。俺みたいな貴族でもない一般人が試験で宮廷魔法使いになっただけでも気に食わないのに、王の推薦を貰って入り、その上、宮廷魔法使いとして超一流の腕を持つ黒龍さんと一緒にいることが気に食わないのだろうと思う。
できることなら、ぶん殴りたい衝動に駆られるが、そんなことをしたら、この後、どんな目に遭うか分からない。そもそも、ここで、騒動を起こしたら、彼曰く、“天罰”を下されるらしい。それだけは避けなければならない。
「いや、俺もよそ見をしていましたから、お互い様です。お気になさらないで下さい」
俺は愛想笑いを浮かべる。すると、その少年はニヤニヤとした表情を崩さずに、通り過ぎようとしていた。
ああ言う陰湿な嫌がらせはこの後も続くのだろうな、と思っていると、
「………悪いことをしたら、誠意を込めて謝ることが筋ではないのですか?それとも、貴方の家では人に謝る方法も教えないほど常識はずれな家庭なのですか?」
いつの間にか、青い鳥はたくさんの料理をのせたトレイを持って、黒龍さんの横を通り、俺達の前に現れた。いつものことながら、こいつの胃袋は朝っぱらから、そんなに食べることが出来るものだ。お前の胃は特別製か?
一方、その少年は青い鳥の安い挑発に顔を真っ赤にして、あいつを睨む。
「………君こそ、礼儀がなっていないと思いますが?僕が誰だと思って、そんな口を聞いていますか?」
「すみません。そう言った教育を受けたかもしれませんが、生憎、私は記憶喪失なもので、そう言ったことは分かりません」
こいつは白々しくそんなことを言ってくる。青い鳥さん、貴女はまだ記憶喪失ネタを使うつもりですか?貴女は知っていて尚、知らない振りをしている口ではありませんか?
一方、あの青年は真っ赤を通り過ぎて、顔から湯気が出そうな表情をしていた。黒龍さんはと言うと、俺には関係ないと言わんばかりに、傍観していた。どうやら、止める気などはなっからないらしい。
「私が貴方の口のきき方を正すよりも、貴方にはその前にやらなくてはいけないことがあると思います」
こいつはそんなことを言って、黒龍さんの方を指す。
「………ああ?」
すると、黒龍さんは怪訝そうに青い鳥の差す方向を見ると、彼の白いフードに小さなシミが出来ていた。それを見た瞬間、その少年の顔は青ざめて、凍りついてしまった。
「………私はお腹が減ったので、失礼します」
こいつはその少年のことなど気にせずに、その場から姿を消した。
「………黒龍さん、そのシミは………?」
恐る恐る彼に尋ねる。もし俺のとばっちりで服が汚れたのなら、弁償をしなければならない。そのフードは見た目から高そうなので、どのくらいかかるのか想像したくもない。
「別に気にする必要はねえよ。それより、この姿で紹介するのは気が引けるから、一端、部屋に戻って、シャワーでも浴びてこい。その間にでも使用人にでも頼んで、予備を持ってきてもらうように言っておく」
彼はそんなことを言ってくる。
「………ですが……」
「ですがじゃねえよ。このシミはお前の所為でも、まして、あの餓鬼の所為でもねえよ。その前に、あの餓鬼がお前にかけた時、俺は前を向いていた」
彼は不機嫌そうに言ってくる。確かに、彼がかけたのなら、後ろにかかっているはずである。なら、そのシミは………?
俺がそう思っていると、彼はとある方向を見て、苦々しい様子を見せていた。その方向を見ると、青い鳥が美味しそうに朝食を満喫していた。
どうやら、彼の白いフードを汚した新犯人はこいつのようである。
恐るべし、青い鳥。お前ほど怖いもの知らずな奴は他にはいない。
その後、俺は部屋に戻り、用意してもらった黒フードを着て、食堂に行くと、俺と同じ宮廷魔法使いである青年を紹介された。彼が礼儀やマナーを教えてくれるそうである。
日中いっぱい彼の講義に費やされ、夕食を終えて、ベッドに寝転び、疲れがたまっていたのか、知らないうちに夢に誘われていた。
何時間かが経過した時、誰かが俺の身体を揺すってきた。
「――――きて下さい。起きて下さい」
聞き覚えのある声が聞こえてきて、俺は目を擦り、その人物を見ると、青い鳥が俺の部屋にいた。ちゃんと鍵をしたはずなのに、どうしてこいつがいるのか謎だが、こいつのことだ。くらい持っていてもおかしくはない。
「………朝か?」
俺は寝ぼけながら、そう言うと、
「昨日、貴方に言いました。彼に会いに行きます、と。それなのに、貴方は何で呑気に寝ているのですか?」
こいつは不機嫌そうに言ってくる。確かに、昨日、そんなことを言っていたような気がする。俺は身体を起こして、こいつをみると、こいつは宮廷騎士専用の赤と白のおめでたい軍服ではなく、いつも見慣れた普段着だった。
「どうして、そんな恰好をしているんだ?」
不思議に思ってそう尋ねると、
「今行くところは軍服やら、フードで行くと、非常に不味いところなので、貴方も普段着に着替えて下さい」
こいつはバックを俺に渡して、そんなことを言ってくる。一体、何処に行こうとしているのか分からないが、あいつの言う通り、そのバックを持って、洗面台のある部屋に行き、そこで着替える。
俺が着替えたことを確認すると、あいつは扉に耳を当て、足音が聞こえないことを確認すると、扉を開け、周囲を確認する。
「誰もいませんので、今のうちに行きましょう」
こいつはそう言って、歩き始める。そして、こいつはとある部屋まで行くと、立ち止まり、その部屋に入っていく。すると、その部屋は談話室のようである。そんなことを思っていると、青い鳥はスタスタと歩き、そこにあった棚を簡単に退かし、そして、カーペットを剥がすと、魔法陣が書かれてあった。その魔法陣の形からすると、幻術魔法の類だと思われるが。
こいつがそれに触った瞬間、棚のあった場所に大人が一人分どうにか入れるくらいの入口が出現する。
「入って下さい」
と、青い鳥が言うので、言われた通り入ると、こいつはカーペットと棚を元に戻すと、真っ暗闇になる。これでは前も見えない、と思っていると、次の瞬間、パッと光が点き始める。
人の気配を察知すると、自動的に明かりが灯るような仕組みになっているらしい。
「そのまま進んでください」
こいつは後ろからそう言ってくるので、地下へと続く階段を慎重に降りていく。どれくらい降りたか記憶はないが、この先には階段がなく、一つの扉があるだけだった。
俺が扉を開けようとすると、ドアノブに手を掛けようとすると、
「待って下さい。私が開けます」
どうやら、こいつは何かに気付いたようで、そんなことを言ってきて、ドアを開ける。すると、そこは何処かの地下通路のような作りになっていた。そして、こいつは扉を閉め、その扉を見てみると、魔法陣が描かれていた。これはおそらく………、
「空間魔法の類です。この扉に魔法使いが触ると、発動するようになっています。何処の座標に指定されているかは分かりませんが」
これはもともとそういう仕様なのか、それとも、それを仕掛けた人物は俺達がここに侵入すると分かって、それを仕掛けたのか。
「………歓迎されていないことは分かっていましたが、どうしても、来て欲しくはないようです。彼は恥ずかしがり屋さんのようです」
青い鳥はそう言うと、歩き始めるので、俺は急いで後ろを追いかける。
青い鳥の言いようでは、俺達が会いに行こうとしている“蒼狐”は俺達がここに来ることは分かっていたようである。
俺達と彼は会ったこともないはずなのに、どうして、俺達が来ることを予期できたのだろうか?
「なあ、“蒼狐”はどうして俺達の行動を把握できたんだ?」
“蒼狐”が一体、今何処で、何をしているのかは分からないが、彼が仕掛けた魔法陣があったのだから、おそらく、彼はここにいるだろう。だが、彼が俺達と会いたくないと言う理由が分からない。彼は俺達の目的など知っているはずがないのだから。
「彼は頭の回転が速い人ですから、貴方が宮廷魔法使いだと知った瞬間から、自分のところに来るかもしれないと踏んでいたのだと思います」
どんなことをしようと、私達の前では何の意味を成しません、と青い鳥はそんなことを言ってくる。俺はそれを聞いて、眉を顰める。
俺が宮廷魔法使いになったことを知っているのは俺の家族と赤犬さんくらいのものである。まあ、今頃、巷ではもう噂になっているのかもしれないが、こんな早くに知っているはずがない。
「なあ、本当に、“蒼狐”は何者なんだ?」
何が何だかわけが分からず、こいつにそう尋ねると、
「彼に会えば、嫌でも理解できるはずです」
こいつは俺にそう言い、とある部屋の前に立ち止まると、
「………最終警告をします。扉の前に仕掛けてある召喚獣をひっこめて下さい。それが出来ないのなら、この扉ごと吹き飛ばします」
冷ややかな声でそう告げる。すると、扉が少しだけ開く。どうやら、それは入れと言う合図のようである。
青い鳥はその扉を開けると、ベッドの上にいる人影が見えてくる。
「………どうして、貴方達はお兄さんに厄介事ばかり運んでくるのですか?」
彼は青い鳥の方を見て、溜息をついている。
そう、その声を、話し方を忘れるはずがない。
―彼が一緒に戦ってくれるのなら、それ以上の心強い味方はいません―
それはそうだ。彼ほど強力な魔法使いは探してもそうはいない。
―貴方が宮廷魔法使いだと知った瞬間から、自分のところに来るかもしれないと踏んでいたのだと思います―
確かに、彼なら、知っていてもおかしくはない。
―過去に、一度だけ王の推薦で、宮廷魔法使いになった者もいる―
―知り合いではあるがな―
赤犬さんの言葉で気付くべきだったのかもしれない。彼女の知り合いで、宮廷魔法使いとして推薦されるほどの実力を持った人など、彼以外にいるはずがないのだ。
「………こんばんは、鏡の中の支配者。いや、今はこう言った方がいいでしょうか」
「“蒼狐”」
俺達の目の前に佇んでいたのは前見た金髪ロン毛でも、赤毛をオールバックでも、最近会った紫色の髪をした青年でもなかった。
腰まであるだろう蒼色の髪をし、ダークグリーンの瞳を持った優しそうな顔立ちの青年だった。
ギリギリセーフ。
感想、誤字・脱字等がありましたら、よろしくお願いします。
次回投稿予定は9月8日です。