Tips~登場人物確認1
一旦、登場人物確認しといたが良いかなと。
東利也(故:寿 弥生)
本編の主人公の一人。
修学旅行先で、数世代前の妹(正確には妹だったモノ)に取り付かれた。
彼自身に霊視の力は無く、所謂超常的な力は持ち合わせてはいない。
また、名家の出身が集まる瀬戸高校に通っているが、彼自身のバックグランドは一般人のそれ。つまり、一般入試で入学した(基本、通らない。定員200人に対し、入試枠は最大で5人:事実上0人)。
一部の者からは、「平民」と呼ばれている。
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暫定:寿小羽(故:寿小羽)
2010年現在から遡ること500年前は、寿小羽として存在していたモノ。
とある理由から輪廻の理を拒絶し、「環より外れた者」となった。
兄の輪廻体である東に接触するまでの500年間は、『念』として存在していた。
現在は、東との相互さようにより、かつての「寿 小羽」のカタチを基礎としている。
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伊吹 由香
東の恋人であり、歳は東よりも一つ上。現在は、大学入試に向けて奮闘中。
ガッツポーズがやたらと似合う女子高生と、町内では評判。
東が通っている高校と同じ瀬戸高校に通っている。東同様の、「平民」仕様であるが、その圧倒的なカリスマ性のため、彼女に面と向かって「平民」と呼ぶ者は少ない。
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姉妹世界
魂の行方を探るために創られた、世界規模の巨大な実験施設。 輪廻という秩序を優先させるため、精神と物質の間の繋がりが極端に低下しており、そのためか、異なる言語での意思伝達が不可能となっている。 東達がいるのは物質世界の姉妹世界αで、対岸の精神世界はβと呼ばれる。
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瀬戸高校
とある成功者が娯楽で始めた教育機関の一部。日本国では瀬戸高校と名がついているが、これと同様の目的で作られた機構は世界各国に存在する。 学校の冠を冠る機関の建前は「国のリーダー」を育てること。しかし、理事長の娯楽としての本来の目的は、「名」の収集。 要は、ポケモンよろしく名家の紳士淑女を手元に集めてみたいという、子供じみた思想が根幹としてある機関である。
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峰岸燈火
世界の最先端を走る各分野の名家と強い繋がりを持つ『峰岸』の家に次女として生まれ、育てられた。 現在は名家のサラダボウル「瀬戸高校」の生徒会長として、日々学業とコネクション作りに精を出している。 親が決めた許嫁が存在するため、彼女には自由な恋愛は許されない。
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久遠 栞
峰岸燈火の親友にして、『峰岸』の盟友でもある『久遠』の末っ子。 久遠の一族には霊視能力(モノの背景を見る力)があり、それに目をつけた『峰岸』が参謀として、一族に招き入れた。 人格的にも能力的にも優れた人物であるが、百合(両刀)……親友が大好きで、翻って在る人物が嫌い。
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朝影里奈
液晶の世界シェアの半分を占める「朝影」の長女。 家の総意により、瀬戸高校に入学した。 自身よりも「名」が上の峰岸燈火を嫉妬半分、人間的に合わない半分で嫌っているが、『峰岸』とのコネクションを得るため、友好関係を築こうとしている。
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瀬戸神流
瀬戸高校の瀬戸は『瀬戸』に由来している。 土地持ちで、瀬戸高校の周りの土地は全て『瀬戸』のもの。 すくなくとも、成功者が存命の間は『瀬戸』が潰れることはないと言われている。 神流自身は家のことに興味はなく、高校を卒業したらふらりと失踪するつもりでいる。
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シロ
師が起こしたゴタゴタに巻き込まれ、今はαに身を寄せている魔術師。
戦闘魔法はほぼ使えないが、先攻である移動魔法や世界の成り立ちには詳しい。
現在は占い師として地道に生活費をまかなっている。
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村上 徹
シロと同居している超能力者。彼らが同居するようになった経緯は、またの機会に。 彼の能力はworld shiftと呼ばれるもので、彼を中心とした特定の範囲内の秩序を、別世界の秩序と入れ替えることが出来る。 このときの能力圏では交換先の秩序が優勢となるため、本来の世界の秩序に乗っ取って動く事象は無効化されるか、カオスな現象に書き換えられる。