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黒瀬部長は部下を溺愛したい  作者: 桐生桜


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3/15

CASE:3 どういうこと!!??

 地方出張、日帰り予定が急遽の泊まりに変更。会議が押して、ホテルにチェックインした時にはもう22時を回っていた。


「……え、手違い?」

「はい。誠に申し訳ございません」

「どうした」

「あ、それが……」


 2部屋予約したはずがホテル側のミスでなぜかタブルの1部屋予約になってしまったことを説明。フロントスタッフは申し訳なさそうな声で、頭を下げていた。


「他に空いてる部屋、ってないですよね?」

「はい……本日は満室でして……ご希望の部屋がご用意できず、大変申し訳ありません」

「仕方ないな」


 ハプニングの末、同じ部屋に泊まることになってしまった。隣にいた慧は「気にしなくていい」と穏やかに返してはいるけど、莉央の心臓はバクバク。部屋に入るとダブルサイズのベッドが、どーんと鎮座していた。


(いやいやいやいや……え? え?? ベッド1個!?)


「あ、あの、私床で寝ます! 」

「いや駄目だろ、それは」

「いや、ほんとに大丈夫です私!」

「俺が床で寝る。さすがに女性にベッド譲らないとかありえないし」

「駄目ですよ! そんなことしたら黒瀬部長、体痛くなりますよね!? 」

「……じゃあ……」


 一拍の間に慧がちらっと莉央に視線を流す。


「ベッドの端っこ同士で寝るか」

「…………っ!?」


(ど、ど、どういうことーーーー!!??)


To be continued

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