顔面を殴るのも殴られるのも両方気持ちいよね!
8話です。
()は相手が考えていることです。
「あっ、言った通り全員倒したからその子供達外に出しといて」
「え?は、はい分かりました!
えーっと貴方はこれからどうするんですか?」
「上にいる奴らと戦う。以上。
じゃあ後は頼んだ」
俺はそう言いと地下を出て、まあまま大きい家の中の探索を始めた。
敵はどこにいるかな~?
「こんにちはー!」
少し歩くと大きい扉があったので、俺はドアを蹴り破り派手に登場。
元気に挨拶をしてあげた。
「おっ!たくさんいるじゃん!」
中にはたくさんの悪そうな大人が。
「あっ?ガキ?
おい!誰だ!こんなとこにガキ連れて来た奴は!」
「誰も連れて来てないですよ。自分で来たんです」
「はあぁ?
おいっ!雄介はどうした!?何してる!」
「ゆうすけ?地下に来た奴の1人っすか?
それなら下で気絶してますよ」
「ちっ、お前がやったのかガキ?」
「うん!」
俺は笑顔でグッと親指を立てる。
「そうか・・じゃあ死ね!」
「フルボッコだドン」
こいつらもさっきの愉快犯共と同じで弱い。
俺は一気に5人を殴り飛ばした。
派手に。
大きな音を立てて。
すると
「おい!何だこの音は!」
「ひゃっほー!来た来た!」
大きな音を立てたかいがあった。
計画通り他の部屋にいた奴らが、虫のようにわらわらとあっちから俺の方に来てくれた。
探す手間が省けたぜ!
「強い奴はどこだぁーーー!!!」
そして俺はこの馬鹿ども相手に戦闘を再開するのだった。
数十分後
「ふぅー結構多かったな」
戦えば戦う程スポナーがあるみたいに、奥から人が湧いてきたが俺は全てブチ倒した。
正直全員弱かったから物足りないが、俺には分かる。
1番上の階にまだ人がいる気配がする。
ように感じる。
しかも強い気配。
行くしかないでしょ!
まあ勘だけど。
そして
「ドッカーン!!」
俺はその強そうな気配がする部屋に天井をぶち破ってカッコよく登場した。
普通に部屋に入るより、上から降ってきた方がカッコいい!
ドアはお飾りだからな!
あっ!効果音は俺が言ったよ。
「おっ!やっぱりいるじゃーん!流石俺!」
勘的中!
部屋には椅子に座る1人の男がいた。
しかもさっき戦った奴らとは違って強い!
魔力量が多いから多分。
筋肉ムキムキでガタイもいいし。
「・・・子供が脱走したとか何とかで、下が何やら騒がしかったが、原因はお前か?」
「イエス!地下から華麗に脱走して、下にいた奴ら全員ボコボコにしといたぜ!」
「・・なるほど。魔力量はそこそこ。どうやら本当のようだな。
クソ餓鬼のくせになかなかやるじゃねぇか」
「ありがとーます!
でも子供じゃないよ。俺17歳」
「・・17だと?はっそんな簡単な嘘に騙されるか。小学生みたいな身長に小学生みたいな半袖半ズボンという服装。つくならもっとマシな嘘があるだろ」
「ホントなのに・・」
トホホ
悲しい。
小学生と間違われるなんて。
やっぱり身長は170は欲しいな。
「まあ仮に本当だとしても法律的にまだ子供だろ」
「おお確かに。悪い奴なのに博識だね!」
「ふっこの年になってガキに褒められるなんてな」
「え?お世辞なのに・・」
「知っとるわ!そんぐらい!
ちっ変な奴だな。
いや天井を突き破って部屋に入ってくる時点で頭がおかしい奴とは分かるが。
まあいい。
ったく、捕まえたガキ共はもうどっかに逃げちまってるだろうし、俺の部下達はボコられた。俺達のビジネスが台無しだ。
この落とし前はしっかり付けてもらうぞ」
男は立ち上がる。
おー
でかいな。
185はありそうだ。
羨ましい!!
「先に行っとくが、俺は子供だからって容赦はしないぞ」
「よっしゃー!”ようしゃ”だけに!」
「クソつまんねーダジャレ言ってんじゃ
っっ!!」
デカ男が攻撃を繰り出そうとしていたから、俺はその前に腹に奴の目の前に移動。
ドス!
腹に一発ぶち込んだ。
だが
「ぐっ、なかなかいいパンチじゃねぇーか」
想像以上に耐久力があった。
少しだけ効いた感じだ。
嬉しいねぇー。
この威力のパンチ耐えてくれるなんて。初めてだ。
ワクワクしちゃうぜ!
「ははっ!手加減しすぎたな!!もっと強いのいくぞ!!」
これは楽しくなりそうだ!
「調子こいてんじゃねーよ!ガキ!」
デカ男の右ストレート反撃。
当たったら結構痛そうだが、全然躱せる攻撃だ。
だけど今回は戦い方を変えよう!
「こい!」
俺はわざと攻撃をもらう。
顔面で!
ボコッ!
今回は相手の攻撃は躱さない。
男と男の殴り合いだ!!
「ぐへっ!
いいパンチだ!
痛えの気持ちいぃ~~」
笑顔が溢れ出す。
「な、なんだこいつ。いかれてんのか?」
デカ男は動揺しているが、気にしない
「次は俺だな!」
俺のターン!
右ストレートをデカ男の顔面にぶち込む。
ボコッッ!
「はい!もう一発!!」
続けてもう一発左ストレートを顔面に
ボコッッ!
ぶち込む。
デカ男の口から血が噴き出す。
効いてる!効いてる!
「くらえー!」
そしてさらにぶち込もうとしたが
「あらっ」
俺の右ストレートは躱された。
こいつの実力でも躱せない程度の速度で殴ってんだけど
顔ばっか狙いすぎちゃって読まれたちゃった♡
「はっ残念
死ねっー!」
さっきよりも怒りが籠った鋭いパンチ。
顔を2発殴られて怒っちゃったかな?
でもこれはいいパンチ!
食らうしかない!!
バキッ!!
「くっくっくっ
いってえぇー」
いいねぇ~
この殴り合い。
久しぶりに
楽しいいいいいいぃぃぃぃ!
「お、お前さっきからわざと攻撃食らってんのか?」
「さあどうかな?
そんなことよりも、さっさともう1発打ってこいよ!!」
「くっ!
うおぉーーーー」
デカ男は俺の挑発に乗った。
バキッ!バキッ!バキッ!
今度は連続で何度も何度も俺の顔を殴る。
俺が倒れるまでデカ男の手は止まらないだろう。
そんな勢いがある。
そして俺はそれを真っ正面から歯を出した無邪気な笑顔でしっかりと受け止める。
ホント結構いいパンチしてるよ。
口の中が血の味でいっぱいになってきたからな。鼻血も出て、歯も何本か折れた。
魔力で結構顔強化してんのに。
でもそろそろ終わりにしよう。
もう十分楽しんだ。
久しぶりに楽しかったよ。
「ありがとう」
「!!」
デカ男(ありがとう?あんだけ殴られてお礼だと?こいつ頭がいかれてやがるっ。しかもなんちゅう顔してやがる。人がしていい顔じゃねぇ、悪魔みたいな笑顔だ)
俺がお礼を言うとデカ男は何故か手を止めた。
俺はその隙を逃さなかった。
ドゴッ!!!
今度は下から右手でアッパーを顎にお見舞いした。
「ぐおぉぉぉぉぉ!!」
その威力は今日1番。
デカ男はそのまま声を出しながら真上に飛び上がる。
「ひっひっ!
これで終わりだぁぁ!!」
そして俺も空に飛び、デカ男の上に。
そのまま右手をグーにして顔面に振り下ろした。
バキッ!!!!!!
拳が顔に食い込み、骨が折れる音が響く。
ドン!!!!
続けてさらに大きな爆発音のような音が響く。
俺の攻撃でデカ男が下のさっきの部屋に叩きつけられたのだ。
「ヒャッハーー!!これで終わりだな!!」
トンっ
俺は叩きつけられたデカ男の上にスマートに着地。
「いやぁ~。やっぱりこういう殴り合いもたまにはいいなぁ~。
誘拐されて正解だったな!
まあ満足したし今日は帰るか」
帰る家ないけど。




