第1話 開幕と召喚
戦略シュミレーションゲームの中に転生、自身の能力と策略を駆使して聖域を制圧しろ
そんな謳い文句のゲームがあった。
そして、それは現実のこととなる。
さまざまな思惑の交差する世界で無事に戻れるのか
プレイヤー達のバトルが始まる
アルカンディエルオンライン
1部のゲームマニアで流行った戦略シュミレーションゲーム。
プレイヤーは7つの国のいずれかのトップとなり、能力を駆使しながら世界の中央にある聖域を制圧を目標とする、
1度に7名しかできないこと、高度な駆け引きや戦略性が求められることにより一般には流行らなかった。
今ではゲーム人数が100も満たないながらも細々と続いているゲームである。
しかし、ゲームの難易度が高いため、聖域を制圧をしたことのあるプレイヤーは数名しかいない。
とある高校にて
「なぁ、正樹、今日も例のゲームか?」
正樹と呼ばれた男子高校生は振り返って
「当然だな、今日こそは勝たないと」
「そんなに面白いもんかね?まぁいいや、それなら、女子達とカラオケ行ってくるわ」
そう言って友人は教室を出ていった。
1人残されたのは、獅童 正樹。
アルカンディエルオンラインのプレイヤーであり、数少ない聖域制圧経験者である。
「さて、帰るかー。昨日はもう少しでタレントーラを落とせたのに、邪魔さえなければ」
タレントーラとはアルカンディエルオンラインの国の1つで鬼族が支配する国だった。
帰り支度をしていた正樹の足元が突然光りだし、魔方陣のようなものが浮き上がった。
「なんだ、これ、どうなってるんだ!?」
そう言った時には目の前は眩しくなり思わず目を閉じた。
目を開けると何もない不思議な空間にいた。
周りを見渡すと数人の男女が同じようにキョロキョロしていた。
自分を合わせて7人いるようだった。
年齢も自分と同世代のようだ。
「突然、呼び足してごめんなさいね」
頭の中に直接声が聞こえた。
そして、7人の前に1人の少女?のような人物が現れた。
「私はあなた達の世界とは別の世界の神よ、この姿はかわいいからオッケーってことにしていてね♡」
なんだかノリの軽い神様だなっと正樹は内心思っていた。
他の者も突然のことで唖然としている様子だった。
その中で1人、眼鏡をかけたいかにも優等生っぽい男子が手をあげた。
自称神様はニコニコしながら、
「なにか質問かしら?朝霧 直人くん♡」
突然、名前を呼ばれびっくりしていたが、すぐに持ち直して
「ここに呼ばれた理由?そもそもこのメンバーの意図は?これからどうなるんだ?」
「1度にいくつも質問するなんてモテないぞ♡」
神様は茶化しながら
「まずはここのメンバーはあるゲームで条件を満たしたメンバー、これから私の世界でそのゲームをリアルにしてもらうのよ♡」
(まさか、そのゲームって)
全員が思い当たる節があるようだった。
「そう、アルカンディエルよ、まぁあのゲームは元々の世界を模して私が作ったゲームなんだけどね」
「そ、そんな、元の場所に帰して!」
お下げの女子が叫んだ。
「負けるかさっさと制圧すれば帰れるわよ、上木 美保さん♡」
美保と呼ばれた女子は黙ってしまった。
「それじゃあちゃっちゃと始めるわね、ルールはゲームそのままだから説明なしでいいよねー」
言うやいなやまた魔方陣が足元に現れた。
「それじゃあ、いってらっしゃい!あっ当然負けたらペナルティあるからね、なにかはお楽しみにね♡」
手を振る神様に見送られてそれぞれ光の中に消えていった。




