日常その11
いつもの出来事
目が覚める
...先生がいない?トイレにでも行っているのだろうか
目が覚めてもまだ意識がぼやけているためかベッドから出る体力が無い
ガラガラ
誰かが入ってきたようだ。先生が戻ってきたのか、それとも誰かが看てもらいに来たのだろうか?
足音がする
こちらへ向かってくる?
シャラシャラ
カーテンが開くと、一人の男性がいた
「君は、枯葉ちゃんだよね?」
「...はい」
怖いが、答えないと痛いことをされそうだから答える
「そうかそうか...ふふふ、最後の子はこんな感じなんだ」
「毎日痛い思いをしてどんな気持ちだい?辛い?苦しい?死にたい?」
「....?」
男性はたくさん質問しているが、質問が多すぎてよくわからない
「さて...顔は見れたから僕はこれで失礼するよ」
「また、いつか会おう」
そういい男性はカーテンを閉め、保健室から出て行く
男性が出てきたと同時に保険の先生が帰ってくる
「よいしょっと...あ、枯葉ちゃん起きたみたいね」
「はい」
先ほど入ってきた男性の事も気になったが、話す理由もないのでやめておいた
「枯葉ちゃん、最近はどうかしら?例えば身体とか...」
「...特には」
「そう...」
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毎日変わりなく、同じように会話し、同じように寝た
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.......?
なぜ、毎日保健室で寝るのだろう
男性はただ挨拶をしに来ただけの人物です