プロローグ
初めての投稿なので温かい目で見てやってください。
設定やちょっとした時代背景など描けないところはpixivか何かで絵と一緒にまとめておきます。
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三月、葛城悠里は東京目黒区を歩いていた
「しかし大変だねーお父さんが転勤で海外に行くからお母さんもついて行くだなんて」
などと話をしながら隣を歩く女性の名前は楠 幸里僕の母の妹でありこれから引っ越すアパートの大家さんだ。
今回、父さんが転勤でインドネシア行くことになり仕事以外出来ない父を心配し母さんもついて行くことに決めたそうだ。
母さんは泣きながら僕も連れて行こうとしたが、親友と行く学校も一緒に決めて受験準備を進めてた為断った。
「親友もこっちに来るって言ってくれたので、そんなに重く考えてないですよ。
それにまぁ…うちの親はそこらのバカップル並みに仲いいし過保護でしたから断るのが疲れましたよ。」
「あー悠里くんも苦労してるのね。姉さんと稔さんは昔からああだから…」
などと話ながら二人で歩いて行くと目的地に到着する。
「さて到着だよ、今日からここが君の新しい家だ。君も運がいい今年新しく建て直したばかりだからね。君の部屋に荷物も届いてるはずだよ。」
そう言いながら幸里さんは部屋に案内してくれる。
「荷物の整理を手伝いたいけどお店の開店準備があるのゴメンね。」
どうやらこのアパートの裏で幸里さんは飲食店を経営しているらしい、なんでもここら辺の奥様方に結構人気だとか。
「大丈夫ですよ自宅から持って来た荷物もそこまでありませんし。僕も片付いたら今日は日用品を買いに行くだけですので。」
「そう?じゃあせめてお昼はお店で食べていってね。なんでも好きなもの作ってあげるから。」
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段ボールの片付けが一通り終わり一息つく。時間を確認するためにスマホを開き、要な物もついでにメモをしておこうと思っていたらメールを受信した。
何気なくそのメールを開くと
「ようこそ新しい世界へ」
としか書かれておらず、送信元も件名書かれていなかったのだ。
「やばっ!ウイルス感染しちゃったかな…」
とりあえずまだその様子は無い、とりあえず帰りにショップに寄って調べてもらおう。
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ドアを開けると上に付いていたベルが鳴る。
「来たね少年!何を食べていくかい?」
幸里さんは笑顔で迎えてくれる、思っていた以上にオシャレな空間に圧倒されながら僕はオムライスを選んだ。
「ロックーオムライス一つはいるよ。」
ロックと呼ばれた人は厨房から返事をする。
暫く幸里さんと話していたらスタッフルームから女性が出てきた。
「店長ー休憩頂きました、って誰ですか?まさか!店長!彼氏ですか!?私という人がいながらってか見た目私と同じくらいですよ!?流石に犯罪じゃグボッ!」
容赦なく幸里さんが頭を殴った。
そして冷たい顔をしながら、
「ミユ、五月蝿い貴方は少し黙りなさいな…
この子は姉さんの息子、今日からアパートの住人になるからね」
「ずみまぜん…」
「まぁいいわ、悠里くんに紹介しておくわ、今五月蝿かった女の子は五十嵐 美雪貴方と同じ今年で高校生よ、中学から裏のアパートに住んでいて暇なときにお店を手伝って貰ってたりするわ。
んで厨房にいるのが如月 陸郎大学生で彼もアパートの住人よ」
「美雪です気軽にミユと呼んで下さいね」
「如月だ、よろしくな」
二人が同時に挨拶をし、陸郎さんはそのままオムライスを持って来た。
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僕は食事を済まして現在携帯ショップをでたところだ。
後にしようと思ったが少し心配になった、そしてデパートの前にあったため先にきたのだ。
結果はウイルスは感染していなかった、それどころか先程のメールが入っていなかったのだ。
「気のせいだったのかな…?」
入ってないと言われたのであまり気にせずデパートへ向かう
ーーーhero makerのインストールが完了しました、これよりチュートリアルに入るためアプリを強制起動します。ーーー