なりきりさんは魔石を丸める
後日、儀式のやり直しをする事もきまり
わたしは、何故かジョルジに魔石と魔力の使い方を教わっていた。
「レオ、いたずら好きだから。 対策した方がいい。」
ちなみにギルとウィルはレオ王子が執務中に逃げ出さないように護衛任務。
その間のわたしの護衛はフレディックとジョルジとジーク
本当なら視察帰りで 休暇をもらっていたけみたいだけど
家でやることもないし、ジョルジにいたっては、休みでも魔術棟に入り浸るので 追い出されたらしい。
「あと、一週間でレオン驚かせる事できるか…」
「でも、エリィーやっと 魔石使えるようになったじゃん。」
生活魔法は魔石を使ってなんとかできるようになった。
ただ、調節が出来ない
「そぅね。…魔石補助なしでが 難しくって」
魔石の魔力をつかっての魔法なので
いまだに自分の魔力をつかってが出来てないのだ。
魔力が使えないと言うことは
聖女の力を使う事が出来ない
なら魔石を経由してはどうだろうか?
っというはなしから
自分の魔石を作るため魔石に魔力をこめる事を習っている。
「補助する。」
ジョルジの手の平には魔力の入ってない魔石、その手に自分の手のひらをのせ ジョルジの魔力を魔石を経由して自分の中へ流れるイメージをつかむ。
これを毎日やりながら自分の中の魔力の流れはつかめたので
今度は、逆手にある空の魔石に魔力を流すイメージする。
「エリィーの魔石染まったよ 真珠みたいだね。」
今日はうまくいった!っとおもって 魔力の供給をやめると 魔石の色が乳白色から透明に戻っていく。
「うそ…」
どうやら魔力が石から自分の中へ戻ってしまった。
「エリ 魔力流すじゃなくって こめるイメージ」
「魔法って イメージが大切だからね。」
イメージ…右手の魔石と左の魔石。
空っぽだからこう 両手あわせて
手のなかでくるくる したら魔力こもらないかなー。
うーん。あれ?
「塊が一つになった……あれ?なんか よくわからないけど、魔石に魔力こめれた!」
手の中には真ん丸の真珠見たいな魔石が1つ。
2cm大の魔石 2つが3cm大の真珠っ1つって
「魔石…まとめるって聞いたことないよ!」
三人の目がおとろいて 見開いていた。
何やら すごい事をした らしい。
魔石は出来たけど…聖属性で何ができるんだろー
そんなことを思いながら 指でコロコロころがしていたら
パンっ と 魔石が粉々にはじけてしまでた。
「魔力込めすぎ。」
「エリィーの明日からの課題だね!」
「聖属性について 城の図書室でしらべてきます。」
ジークは調べもののために部屋を退出していった。
「今日はもぅやめた方が 良いね。エリィー なれない魔力つかうと魔力飽和で酔うよ」
そして、その日の魔力講習は終わった。
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「ジョルジ様から この魔石を壊さないように練習をと預かってきました。 無理なさらない程度でとのことです。」
マリーがもってきた 革の巾着には 水晶の欠片がたくさん入っていた。
どうやら、 魔石とは言えないサイズのものを練習用として用意してくれたみたい。
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それから、毎日 魔石に力をこめては
魔石を破壊してを繰り返し
やっと 欠片にも適正量こめられるなったところで
時間切れ。
いよいよ 明日儀式することになった。
「だ…大丈夫だよ! いざとなったら ウィル兄が何とかしてくれるって!」
苦笑いでかえす事しかできなかった。