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書斎にて

はじめまして!

きょねこと申します!

とある死神の複雑関係ご閲覧ありがとうございます!

それではさっそく↓

僕は今、1000Pに及ぶ小説を長々読んでいた。最近ハマったやつだ。今は200P目。

ハマった根源は幼馴染の霧葉が読んでいたからである。まったく、余計なことを。

この話は可愛げな『プリティガール』と言う少女たちが強敵相手に戦っていくアクションストーリーである。

本当は漫画が原作らしいが僕はあまり漫画というものは好きでない。

漫画はその時の情景がよく分かるがそのせいで想像力が欠ける。その反対に小説はこまめにその時のキャラクターの心情や情景を想像でき、とてもいいものだ。そう、僕は正直に言うと漫画はいらないと思っている。漫画家さんや漫画の愛読者さんには申し訳ないが。


そして話が一転するがこの前森を歩いていたら女の子に会い、声をかけられた。その時いきなり女の子は目を輝かせて僕にこう言っていた。

「王子様……。私の理想の王子様……。」

僕は少し怖くなったためその場から逃走した。女の子はしばらく追いかけてきたが疲れたのか、諦めたのか、よく分からないがどこかに消えていった。

幼稚園の頃はいつも女の子達に「かっこいい…。」だの「可愛い」などと言われ少し照れていたのは覚えている。まあ男の子はそう言われると照れるであろう。

そしてよく分からないがあの時霧葉が「これは私のいいなずけなの!あなたたちには渡さないわ!」などと意味のわからないことを言っていた。その時女の子は頬を膨らまし、男の子はグスグス泣いていた。

そう。霧葉は性格は僕に対してだけはアレだが他の男の子や女の子の前ではすごく気の振る舞いがうまい大人気の女の子だったのだ。男の子は霧葉のよく分からない魅力にひかれ、好きになったのだろう。本当の霧葉は裏にあるというのに…。かわいそうに。まあ僕が許婚というものなのだが。僕たちは父母によって許婚にされてしまった。理由は家が近い者同士だからという単純な理由だった。いやだと言ってもいいが、それでは僕の寿命が縮まってしまう。

なぜかというと僕はすごい引っ込み思案だからだ。家ではほとんどの時間を書斎で過ごし、寝るときとトイレ、お風呂以外は出ない。正直言うと霧葉と話すのもなんかアレだ。幼稚園なんて地獄だった。僕のよくわからないところが好みの女の子達が僕をストーキングし、散々振り回した揚句、男の子達が「お前だけなんで…。」と苦い顔をして去っていくというなんともいやな環境だった。でもその時に霧葉にいろいろと救ってもらい、それは感謝している。嘘じゃない。ちゃんと。そこで僕がそんな話をしたところ両親は霧葉に目を付けた。

だからと言って霧葉を許婚にするのはどうかと思う。近いからとか僕が霧葉に恩があるからといって…。それはそれで別だろう。ただの幼馴染でいたかったのだが。

そんな話をしているうちにもう100p読み終わった。

「今日はこのくらいにしといてそろそろ寝るか。」

僕はそう呟き本を閉じた。もう時計の針は11時を指していた。

通常12歳がこんな時間まであまり起きていることはないだろう。だいたいは学校というものに疲れ果て熟睡しているだろう。そう考えながら僕は居間を通り、2階へと上がった。

「ん?里乃ちゃんと寝てんじゃん。まあいつものことだけど。」

里乃は僕より2歳年下の妹だ。顔を近づけてみる。いつもはいろいろぐずぐず言うがこうしてみるといとおしい。だからと言ってシスコンではない。そんなに過度ではない。ただ家族だからということだ。

「お兄ちゃん…。また本読んでたの?いい加減読むのやめなって。」

妹の声が部屋内に少し響いた。声もすっかりおとなっぽくなったものだ。いけない。そんなことを考えている場合ではない。言い訳を考えなければ…。

言い訳というものは妹にするものだ。1か月前にさかのぼる。

僕が書斎で本を読んでいた時。突如と妹が押し入ってきた。珍しいことだ。妹は本といえば?と聞くと必ず「雑誌!」というやつだ。僕はぽかんとした顔で妹を見ていた。

「……。何見てんのよ。気持ち悪い。」

その言葉がひどく胸に突き刺さる。僕は意外と傷つくのだ。やめてほしい。

「あのさ。お兄ちゃん。あまり本読むのやめて外で遊んでみなよ。」

あまりにも意外な言葉だった。僕にそんなことをあまり妹は言わないのですごくびっくりした。そして僕を外の世界に出そうとしているのか、と考えると涙が出てきそうだ。僕はいい妹をもったなと感じた。

「私の友達が『里乃のお兄ちゃんマジイケメンだよねー』とか『会わせてよー』とか言ってるわけ。だから外に出てその子たちに会ってきてくれる?じゃないと私の高感度下がるんだよね~。」

前言撤回。何が『いい妹だ』だ。ただの自己中だろうが。阻止この際はきっちりと断…。

「…別にいいけど。」

僕は予想外のことを言っていた。やばい。引っ込み思案の僕がそんなこと…。しかし時すでに遅し。妹はにやりと笑い「よろしく」と言い去ってしまった。そのあと僕は引きこもりし里乃との約束を破ってしまった。里乃は代わりに書斎に閉じこもるのは2時間にしろといった。僕は「そんな少ない時間はいやだ!せめて5時か…。」と言おうとしたが里乃の言葉に遮られ契約はできなかった。

そして居間にさかのぼる。やばい。里乃にまた厄介なことを…。

「まあ別にいーや」

妹はそう言い目をつむった。結構優しい。

まあそんなことはどうでもいい。寝ようではないか。

僕は静かに目を閉じ明日何もない日でありますようにと唱えて寝た。

どうもきょねこです♪

楽しんでいただけましたでしょうか?

まだ新人なので内容感はあんまりですが、

受け止めてくれると幸いですv(^0^)

今後ともどもよろしくお願いいたします!

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