LITTLE JACKIE WANTS BE A STAR
リトルジャッキー 小さなジャッキー
リトルジャッキー スターを夢見てる
富と名声を求め 明日を夢見る若者が
グレイハウンドバスから降りていく
小さなジャッキー
彼女もその1人
一斤のパンを一週間もたせ
毎日の食事も満足に買えない貧しい暮らし
残してきたママのために
小さなジャッキーは 期待に胸弾ませ戻れない道を往く
人生なんて気紛れなモノだとも知らずに
「 目を開くのよ、さもないと一生後悔するわ 」
行きずりの娼婦が彼女を冷やかす
リトルジャッキー スターになりたかったジャッキー
現実の壁は厚く 真っ直中で捕らえられ
何を諦めて 何を捨てていくのだろう
小さなジャッキー
大人になる前に叩き潰されて
タイムズスクエアで立ち竦む
ここで成功は望めるのか
「 みんなが成功するとは限らないのよ 」
あの時の娼婦の言葉が耳に残る
小さなダイナーの窓に映る姿は娼婦とダブって見えた
今日のオーディションも門前払い
街で佇む彼女にある男が躙り寄る
そいつは10ドルのお金も出さない男
「 NO ! 」
ジャッキーは 体を引き摺り駆け出した
「 知らない人からモノを貰っちゃいけません 」
「 危険だわ 逃げるのよ 」
小さなジャッキー
ママの言葉が痛いほど胸に沁みた
あの日の娼婦の言葉が鼓膜を震わせる
スターになりたかった小さなジャッキー
幸運の神様は素早くって
小さな彼女の掌では捕まえる事も叶わない
現実の真っ直中に捕らわれて
何もかも諦めざるを得なかった
小さなジャッキーのお話
輝くモノすべてがお金とは限らない
夢に惑わされても溺れ堕ちる
小さなジャッキー
まだ16歳だったジャッキー
汚い大人の世界はまだ見なくて良かったのよ
・・・そうよ ジャッキー
あなたを信じているわ
自分自身を信じていればきっと上手くいくのよ
私はあなたを信じているわ
リトルジャッキー 小さなジャッキー
コカの香りに身を包んで 鼻を鳴らし
鏡の世界で あの日のジャッキーに呟いてる
「 信じているわ きっといつか夢は叶うの
ママだって迎えにいける日がきっと来るの・・・ 」
小さなジャッキー
スターになりたかったジャッキー
いつか見た夢を追いかけて空を飛んだ
マジソンスクエアの石畳
砕け散った小さな身体
冷たい石のベットで
未来の姿を夢みたまま
ゆっくりおやすみ
かわいいジャッキー
LITTLE JACKIE
LITTLE LITTLE JACKIE
WANTS BE A STAR
WANTS BE A STAR・・・