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黒田家(1) 黒田家
○黒田家
黒田官兵衛……黒田如水。故・豊臣秀吉の軍師。一六〇四年に伏見で死亡したと見せ
かけ、家を継いだ嫡男・長政の元で隠居していた。黒田家が鍋島家に攻め滅ぼされ
た時に鍋島直茂に捉えられた。直茂に請われ鍋島家の軍師として復活を遂げる。
当時、鍋島家と同盟を結んでいた毛利家の山崎城を奪う。
毛利家、鍋島家を謀略や戦で配下に治め、豊臣、徳川両陣営に属さない第三極を形
成した。徳川家康の葬儀の折には一時だが徳川家に属したが、豊臣と徳川の和睦の
隙をつき石見国を手にする。豊臣勢の攻撃で石見国の石見、山吹、鵜海の所領を減
らした。
黒田長政……官兵衛嫡男。1588年、官兵衛の隠居に伴い家督を相続。黒田家当主。
秀吉の死後は家康に近づき、関ヶ原の戦では東軍に与する。徳川家康より筑前五十
二万三千石の大領を賜る。家康の豊臣討伐令にいち早く行動を起こし加藤清正の隈
元を攻めるが、周肥同盟の鍋島家に攻められ敗北する。父・官兵衛の復活と共に再
び大名に復帰。黒田家の当主だが実験は父・官兵衛が握っている。