表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
52/93

第51話

「勝負よ、ミナト!」

私は鎖を伸ばした。

「負けないよ、ツバサ!」

ミナトも水の鎖を作り、飛ばした。


カシン


互いの鎖がぶつかり地面に落ちる。

私は素早く回収し、螺旋状を作った。それをそのままミナトに向けて飛ばす。

「その手は食わないよ!」

ミナトは両手のブイを外して鎖に投げつけた。


カン カン


ブイが鎖に当たる。

だが、これはフェイクだ。

本当は……来た。


シパッ  シパッ  シパッ


カキン! カキン! カキン!


水切りが鎖に当たる。

鎖が水に濡れ、水が意思を持っているかのように動いて鎖のこちら側に流れてきた。そして、それが変化、水のナイフとなりこちらへと飛んできた。

私は十字架を上へと上げて重力をかける。上へと落ちた。

「おぉ! さすがは空を翔る十字架だね!」

「ありがとう」

鎖を戻して左肩に巻き、上への落下を止めた。

「さぁ、いくよ!」

「おうよ! 私も新たな力を見せる時だね!」

そういえば言っていた。ミナトも新たなれ力を手に入れたと。

水の創造+写真を入れるロケットが2つ。

全く予想が出来ないな。

ミナトは先ほど投げたブイを拾い、腕に取り付けた。

「行くよ!」

次の瞬間、ミナトが腕に巻いたブイが腕から離れ、同時に両腕に水が纏わり。ブイが手の先端に繋がった。

それはまるで銃だった。

ブイには腕を通す為の穴が通っている。それがまるで銃口のように、水が作った機械のような籠手の先端にくっついている。

「アクア・ガントレットって名前を付けたんだ」

ミナトも私と同じで、直接攻撃には関係しないタイプらしい。

「行くよツバサ!」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ