表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
瓶(かめ)屋敷と掛け軸のはなし  作者: ぽすしち


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

26/29

針棚へ



 ―― ※※ ――



 じいさんが亡くなって、あとのことをきいていた村の人たちは、ヒコザイのむくろを死に装束でしたて、むしろで幾重にもまき荷車にのせると、重しの石までつけてくれた。



 針棚までいっしょに押していこうとも申し出てくれたが、ヒコイチは断わった。


 明日になって陽がのぼってからゆけよ、といわれたが、みなが帰ってすぐに刀の入った袋をとりだして爺さんの横におき、満月の明かりの中、出発した。



 むしろでくるまれたじいさんをみながら朝を待てなかったからだ。

 





 針棚が近くなり、坂道がきつくなりはじめたとき、引くものが急に軽くなって驚きふりむくと、笠をかぶった男が車を押していた。

 やめてくれ、と頼むこどもに、自分は坊主であるからこの亡くなられたかたの最後をみとどけよう、と申し出る。

 

 なんだか暖かい声でそんなことを言われ、幼いヒコイチはつい、うなずいてしまった。

 


 針棚に着き、いざ、じいさんを海に落とそうとなったとき、坊主が苦くわらいながら、重しでつけた石をとり、先に海へと放ってしまった。

 怒ったヒコイチに片手をあげてみせると、朗朗と、きいたこともない節の、経のようなものをあげはじめた。


 

  すると



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ