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第一部 第一話 歴史の真実を、知るまで。

これから長期間で連載を行っていこうと思います。


先が気になる方は是非ブックマークをお願いいたします。

(なぜ、こんなことになってしまったんだ・・・。)


 目の前では多くの兵士たちが血を流して倒れ、表情を1つとして帰ることのない殺人兵器が敵味方関係なく殺戮を行っている。この光景を目にしながら、僕は後悔の念を浮かべる。


(どこで間違えてしまったんだ。いや、僕たちは間違えていなかった。それでも、世界が、人類が僕たちの意思に答えてくれなかった。時の流れが人の団結を無くし、思い込みが世界をここまで変えてしまった。この世界ではもう、かつてのように平和な生活を営めないのか・・・。)


 青年は黒く染まる空を仰ぎ、ただただ殺戮を見送るしかなかった。


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『西暦4510年』


 この地球は、1年前までとても平和な惑星だった。

地球温暖化による海面上昇の影響で、かつてあったとされている国の多くは消滅し、現在では大陸間で人口道路が建設され、会場での移動が主流になっている。ただ、この人口道路の多くはおよそ1000年前、太平洋の真ん中に建設された人工島を中心にして作られていた。


 かつての人類たちが残してくれたものの多くは失われてしまったが、残っている土地で人類は農作を行い、家畜を飼って肉を得る。食糧難では大陸間で助け合い、かつてのような国家間の戦争はなかった。このように不自由のない生活を送っていたのだ。


 だが1年前、突如人工島に大量の未確認生物たちが出現し、平穏は崩れ去った。人類唯一の防衛機関である世界防衛機関はその生物たちを『ディセンター』と名付け、殲滅の対象としたのだ。世界防衛機関は世界各国に散らばったディセンターとの戦争を続けているが、1年経過した今でもその戦いが終わる様子はない。


 ここは、2000年ほど前までは『アフリカ大陸』があった場所で、現在は海面上昇の影響でアフリカ大陸は2分されてしまっている。2分の北側を『世界防衛機関北アフリカ支部』、南側を『世界貿易機関南アフリカ支部』と呼び、それぞれ別の舞台としてディセンターとの戦闘を行っている。


 「いつも言っているだろ?こいつらが地球人類の平穏を脅かす存在である限り、我々はこの戦いをやめるわけにはいかない。それにサンタール、お前はいつも戦いをやめろと言ってくるがそんなあいまいな理由で人類を危険にさらすわけにはいかない」


 「俺がちゃんとした理由を伝えられないことはどうしようもないんだ。記憶の継承が、分割して行われたせいで・・・」サンタールはいつものやり取りに飽き飽きしている、アフリカ支部長のスーラに対して愚痴を漏らす。


 「それでも、俺は疑問なんです!ディセンターの中には地球人類に対しての攻撃を自発的に行わない個体だっている。奴らには学習能力があるのかもしれないじゃないですか。戦いの場に身を置いているスーラさんなら同じようなことを感じたことがあるんでしょ?」サンタールはスーラに対して熱弁をふるう。


 「確かにお前の言う通り好戦的ではないディセンターとは何度か遭遇したこともある。しかし、それが必ずしも害ではないと言い切れるのか?毛虫やミツバチは自分から人間を襲うことはない。人間からの敵意や防衛本能によって反撃を行う生物だ。私が何を言いたいかわかるか?つまり、敵意を見せていないとしても防衛本能によって人類に対して攻撃を行う可能性があるということだ。さっきも言ったが、人類の平穏を脅かすのであれば攻撃対象にするしかない」スーラは淡々と事務的に話を進めた。


 「そ、そうですね。世界貿易機関という人類の存続を守るための組織の支部隊長としてはそのようにするしかないというのは俺も理解できます。いつもしつこく説得をしてしまい申し訳ありませんでした。今後は控えるようにします」


 「そ、そうか。分かってくれたならいい」


 サンタールはスーラとの話し合いをあきらめて自分の家に帰った。


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 サンタールの家は世界防衛機関南アフリカ支部の南部にある。家の周りは牧場や農家で埋め尽くされていて、特に面白みのある場所ではない。地球温暖化によって、旅行や観光を行える場所は、世界各国の主要都市のみになってしまった。


 なぜサンタールが現在起こっている戦争を止めたいのか。これにはサンタールの家に引き継がれている真実の記憶の影響である。


 サンタールの両親は彼が成人する前に亡くなり、それ以降彼は1人で生きている。サンタールの父親は自分の命の灯が消える直前まで、サンタールに記憶の継承を行った。この影響でサンタールは、家に伝わっている真実の記憶をすべて知ることができている。


 (せっかくだし、真実の記憶を思い返してみよう)


 『外見だけで判断することは愚かである。真実を知るためには、知るための努力をしなければならない。人類は、間違いなく戦いを選択するだろう。だが真実の記憶を知る君たちがなんとしても不毛な戦いを終わらせるのだ。これが6分の6である』


 (結局父さんもじいさんも最後の6分の6と、文中の君たちがだれを指すのかを突き止めることができなかった。そして俺の代までこの戦いは発生していなかった。この情報から察するに、間違いなく真実の記憶は今この時代のために継承されてきたものだろう。父さんたちが突き止められなかった情報は実際に行動することで知ることができるのかもしれない。真実の記憶でも、知るための努力が必要だといわれている。俺は、世界を旅して同じような志を持つ仲間を見つける必要がある)


 サンタールは今まで疑問に思っていた戦いの謎の真相に迫るため、世界を旅する決意をした。

閲覧ありがとうございました!


徐々に展開を理解できるような書き方を目指します!

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